大町市議会 > 2017-08-29 >
08月29日-01号

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  1. 大町市議会 2017-08-29
    08月29日-01号


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    平成29年  9月 定例会         平成29年大町市議会9月定例会              会期日程                                (会期24日)日次月日曜開議時刻日程第1日8月29日火午前10時* 本会議  ・ 開会  ・ 会議録署名議員の指名  ・ 会期の決定  ・ 市長あいさつ  ・ 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  ・ 請願・陳情文書報告第2日8月30日水午前10時* 本会議第3日8月31日木午前10時* 本会議 * 全員協議会第4日9月1日金 休会第5日9月2日(土) 休会第6日9月3日(日) 休会第7日9月4日月 休会第8日9月5日火午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問第9日9月6日水午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問第10日9月7日木午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問 * 常任委員会 * 決算審査特別委員会分科会第11日9月8日金 * 常任委員会 * 決算審査特別委員会分科会第12日9月9日(土) 休会第13日9月10日(日) 休会第14日9月11日月 * 常任委員会 * 決算審査特別委員会分科会第15日9月12日火 * 常任委員会 * 決算審査特別委員会分科会第16日9月13日水 * 決算審査特別委員会第17日9月14日木 休会第18日9月15日金 休会第19日9月16日(土) 休会第20日9月17日(日) 休会第21日9月18日(月) 休会第22日9月19日火 * 決算審査特別委員会第23日9月20日水 休会第24日9月21日木午前10時* 本会議(最終日)  ・ 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決  ・ 決算審査特別委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決  ・ 常任委員会委員長請願・陳情審査報告、質疑、討論、採決  ・ 閉会          平成29年 大町市議会9月定例会会議録(第1号)               平成29年8月29日(火)---------------------------------------          平成29年大町市議会9月定例会               議事日程(第1号)                    平成29年8月29日 午前10時 開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定  9月定例会の日程について                        議会運営委員会委員長 中牧盛登日程第3 市長あいさつ日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  報告第12号 専決処分の報告について         専第20号 平成29年度大町市一般会計補正予算(第3号)  議案第41号 大町市体育施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第42号 大町市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例制定について  議案第43号 大町市特別職の職員の給与に関する条例及び大町市特別職の職員の旅費又は費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第44号 平成29年度大町市一般会計補正予算(第4号)  議案第45号 平成29年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  議案第46号 平成29年度大町市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  議案第47号 平成29年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)  議案第48号 平成29年度大町市病院事業会計補正予算(第2号)  議案第49号 平成28年度大町市一般会計歳入歳出決算の認定について  議案第50号 平成28年度大町市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第51号 平成28年度大町市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第52号 平成28年度大町市公営簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第53号 平成28年度大町市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  議案第54号 平成28年度大町市温泉引湯事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  議案第55号 平成28年度大町市公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  議案第56号 平成28年度大町市農業集落排水事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  議案第57号 平成28年度大町市病院事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定について---------------------------------------              本会議出席者名簿◯出席議員(16名)     1番  堀 堅一君        2番  降旗達也君     3番  佐藤浩樹君        4番  栗林 学君     5番  大和幸久君        6番  神社正幸君     7番  太田昭司君        8番  岡 秀子君     9番  勝野富男君       10番  高橋 正君    11番  松島吉子君       12番  平林英市君    13番  二條孝夫君       14番  小林治男君    15番  大厩富義君       16番  中牧盛登君◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長         牛越 徹君    副市長        吉澤義雄君 教育長        荒井今朝一君   監査委員       山下好隆君 病院事業管理者    井上善博君    総務部長       市河千春君 総務部参事      勝野礼二君    民生部長福祉事務所長 竹本明信君 産業観光部長     竹村静哉君    産業観光部参事産業立地戦略室長                                小林敏文君 建設水道部長     川上 武君    会計管理者      村山 司君 教育次長       中島喜一君    病院事務長      勝野健一君 庶務課長選挙管理委員会書記長      企画財政課長     田中久登君            藤澤浩紀君 まちづくり交流課長  駒澤 晃君    税務課長       戸谷 靖君 消防防災課長     遠藤 久君    情報交通課長     降旗孝浩君 八坂支所長      大日方隆君    美麻支所長      大厩市郎君 市民課長       飯沢義昭君    生活環境課長     和田泰典君 福祉課長       北沢一人君    子育て支援課長    曽根原耕平君 商工労政課長     矢口隆男君    観光課長       太田三博君 農林水産課長     細井 忠君    建設課長       田中一幸君 上下水道課長     傘木徳実君    会計課長       西澤美千夫君 学校教育課長     竹内紀雄君    生涯学習課長     降旗邦彦君 体育課長       長澤 奨君    山岳博物館長     鳥羽章人君 病院総務課長     川上晴夫君    病院医事課長     志賀一夫君 農業委員会事務局長  武井照幸君◯事務局職員出席者 事務局長       塚田 茂君    事務局次長      久保田 肇君 書記         西澤秀一君    書記         窪田幸弘君---------------------------------------                本日の会議に付した事件              議事日程(第1号)記載のとおり--------------------------------------- △開会 午前10時00分
    ○議長(勝野富男君) おはようございます。ただいまから地方自治法第102条第2項の規定に基づく、平成29年大町市議会9月定例会を開会いたします。 本日の出席議員数は16名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 理事者、部課長等の欠席、遅参等については、総務部長の報告を求めます。総務部長。 ◎総務部長(市河千春君) 報告いたします。市長、副市長、教育長、監査委員、病院事業管理者及び所定の部課長は出席をしております。 以上でございます。 ○議長(勝野富男君) これより本日の会議を開きます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(勝野富男君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第89条の規定により、議長において、12番、平林英市議員、13番、二條孝夫議員を指名いたします。 △日程第2 会期の決定 ○議長(勝野富男君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本9月定例会の会期等、議会運営につきましては、去る8月22日、議会運営委員会を開催し、御審議願っておりますので、議会運営委員長に報告を求めることといたします。議会運営委員長。     〔議会運営委員長(中牧盛登君)登壇〕 ◆議会運営委員長(中牧盛登君) おはようございます。去る8月22日、議会運営委員会を開催し、本9月定例会の会期日程等につきまして審議をいたしておりますので、審議の概要について御報告をいたします。 本定例会の会期は、本日8月29日から9月21日を最終日とする24日間であります。 本定例会に付議されております案件は、報告案件1件、条例案件3件、予算案件5件、決算案件9件の計18件であります。また、会期中に追加案件が予定されております。 次に、市政に対する一般質問は、9月5日、6日、7日の3日間で、通告の締め切りは8月30日午後5時といたします。ただし、通告者の人数によっては、3日目の9月7日の一般質問は行わないこととします。 8月31日、本会議終了後、全員協議会を予定しております。 議会運営委員会では以上について了承しております。 以上でございます。よろしく御賛同をお願いいたします。 ○議長(勝野富男君) ただいまの議会運営委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りをいたします。本定例会の会期につきましては、議会運営委員長報告どおり本日8月29日から9月21日までの24日間とし、議会運営につきましても、議会運営委員長の報告どおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日8月29日から9月21日までの24日間と決定いたしました。 △日程第3 市長あいさつ ○議長(勝野富男君) 次に、日程第3 市長あいさつを受けることといたします。市長。     〔市長(牛越 徹君)登壇〕 ◎市長(牛越徹君) おはようございます。本日ここに、平成29年大町市議会9月定例会が開会されるに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 本日朝6時2分ごろ、政府はJアラート全国瞬時警報システムを通じて、国民保護に関する情報を発表し、「北朝鮮西岸からミサイルが発射された模様。頑丈な建物や地下に避難するよう」伝えました。対象地域は長野県を含む北海道、東北地方、北関東など12道県で、続いて同14分ごろ、「このミサイルは6時6分ごろ北海道地方を通過した模様」との発表がありました。後に6時7分と修正されております。 続く報道などによりますと、ミサイルは5時58分ごろ発射されたもので、6時12分ごろ、北海道襟裳岬東方約1,180キロメートルの太平洋上に3つに分離して落下した模様で、これに伴う破壊措置命令は出されなかったとのことであります。なお、これらの情報は直ちにJ-ALERTによる防災行政無線や有線放送、携帯電話のエリアメールで総務省消防庁から伝えられたほか、NHKを初め民放テレビなどにより報じられました。 政府は現在、情報を収集中であり、具体的な被害は報告されていないとのことでありますが、一時JR大糸線や北陸新幹線などが安全確認のため運転を見合わせ、おくれが生じるなど、わずかながらも影響が生じたことは、市民の安全を脅かすものであり、あってはならないことであります。こうした脅威を排除するため、平和を願う国際社会が一致して無謀な行為を許さず、繰り返されることのないよう断固たる厳重な措置がとられることを強く望むものであります。 ところで、昨日早朝には大変うれしいニュースが飛び込んでまいりました。イギリス、スコットランドのグラスゴーで開催されておりましたバドミントン世界選手権において、当市出身の奥原希望さんが見事優勝の栄冠に輝き、名実ともに世界一となりました。女子シングルス、日本人初優勝という史上初めてのすばらしい快挙に心からお祝い申し上げます。 けがという逆境を乗り越え、体力面でもさらにパワーアップを図り、不屈の忍耐力と粘り強いプレーで戦い抜いた闘志あふれる姿は、市民を初め全国数多くのファンの皆様に大きな感動と勇気を与えるものであり、残すところあと1,060日に迫りました東京オリンピックに向けて大きな弾みとなりました。 また、先月(同日、今月の訂正あり)、福岡県北九州市で開催されました全国中学校体育大会体操競技選手権におきまして、大町第一中学校女子体操部が団体総合で準優勝という見事な成績をおさめました。比較的小柄な坂口選手、原田選手、國府方選手が大きなひのき舞台で大活躍されましたことに心からお喜び申し上げます。 こうした大町の若い力が未来に向けて大きく躍動しておりますことに深い感銘を覚えますとともに、これからもさらなる御活躍を期待申し上げるところでございます。 さて、内閣府が先月19日に発表しました月例経済報告によりますと、景気は緩やかな回復基調が続いており、個人消費は持ち直しの動きが続き、企業収益は改善しているとしております。また、先行きにつきましては、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があると指摘しております。また、6月調査の日銀短観によりますと、企業の雇用人員判断は不足感が引き続き強いとしており、雇用情勢の先行きについては、改善していくことが期待されるとしております。 こうした経済情勢の中、当市におきましても、市民税につきましては、前年度に比べ、個人、法人ともに回復傾向にありますが、特に市内企業の設備投資に動きが見られ、固定資産税につきましては、本定例会に上程いたしました一般会計補正予算案に増額を計上いたしております。あわせて、本定例会には、平成28年度一般会計及び特別会計、企業会計の決算を御報告申し上げますが、いずれの会計におきましても、おおむね健全性が維持できる見通しとなっております。 主な財政指標につきましては、暫定値ではありますが、実質公債費比率が7.4%となり、前年度と比較してさらに0.3ポイント改善しました。一方、将来負担比率は61.8%と前年度より12.8ポイント悪化しましたが、これは建設事業や退職者の増加により基金残高が減少したことが主な要因であり、今後も事業の選択と効果的な財源の確保を図り、引き続き健全財政の堅持に努めてまいります。 また、病院事業会計につきましては、入院を中心とする医業収益が増加したものの、財政の健全性を判断する指標の1つであります資金不足比率が11.1%と前年度より上昇しており、より一層の経営改善が必要となるものと考えております。 6月4日から7月30日までの57日間開催いたしました北アルプス国際芸術祭2017~信濃大町食とアートの廻廊~につきましては、参加アーティストやボランティアサポーターの皆様を初め、多くの市民、実行委員会構成団体の皆様の御参加、御協力により、無事閉幕を迎えることができました。多くの皆様方の積極的なお力添えがあったからこそと強く感じており、心より深く感謝申し上げる次第でございます。 これまでも申し上げてまいりましたように、単に芸術祭を開催すること自体が目的だったのではありません。芸術の持つ人を引きつける強い力と情報発信力を最大限に活用して、大町市の魅力とブランド力の向上につなげ、人々の流動を呼び起こすことが重要であり、観光誘客の拡大により市の活性化を図り、人口減少に歯どめをかけ、若い世代の皆さんに元気な大町を引き継ぐことにより、持続可能な地域社会の形成につなげたいと考え取り組んでまいりました。 来場者数につきましては、受付を開設して運営しました20カ所の会場において、延べ25万6,000人余の皆様に鑑賞いただきました。また、作品鑑賞パスボートも目標の2万枚を超える販売数となり、目指してまいりました成果に結びつけることができました。また、県内外から多くの皆様に大町市を訪れていただくと同時に、数多くのボランティアサポーターの皆様に制作の過程から運営まで御参加いただき、大町のファンになっていただく機会となりました。そして、何よりも市民の皆様が国際芸術祭のさまざまな場面で、来場者やサポーターの皆様との笑顔の交流を通じて評価いただいたふるさと大町のよさを再認識し、郷土に対する誇りを育む契機になったことを大変うれしく思います。 今後は、今回の芸術祭の成果と課題の評価、分析を行い、芸術・文化活動を通じて進めるまちづくりのあり方を検討いたしますとともに、この貴重な経験をかけがえのない地域の財産として、将来の市の発展につなげていくことを心に期するところでございます。そして、芸術祭の今後につきましては、芸術祭実行委員会を初め、構成団体や市民の皆様のお声を伺いますとともに、市議会に十分御協議申し上げ、方向性を固めてまいりたいと考えております。改めて議員各位を初め、芸術祭に御支援をいただきました多くの皆様に深く感謝申し上げますとともに、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。まことにありがとうございました。 続きまして、本年度の主な事業の進捗状況について、第5次総合計画で定めた政策の柱であります5つのまちづくりのテーマに沿って、順次御説明申し上げます。 まず1つ目は、「ふるさとに誇りを持つひとを育むまち」であります。 7月22日、23日の両日、姉妹都市であります立川市の中学校代表の生徒20人が当市を訪れ、当市の代表18人とともに、第3回立川市・大町市姉妹都市中学生サミットを開催いたしました。 初日の対面式では、表情に緊張が見られましたものの、研修が進むにつれ、ほどなく打ち解け、ホスト役の当市の中学生が大町市の歴史や文化を紹介したり、同日に行われておりました由緒ある若一王子神社の例大祭を案内するなどして和やかな交流が図られました。 また、お互いの学校や地域について活発な意見交換が行われ、双方の生徒の相互理解と友好を深めることができ、今後もこうした次代を担う若い世代の交流が継続的に発展していくことを期待しております。 次に、コミュニティ・スクールの推進につきましては、本年度から市内の全小中学校がコミュニティ・スクールに移行し、「地域とともにある学校づくり」を進めております。先行して実施し、成果を上げております美麻小中学校や八坂小学校、八坂中学校の事例を活用し、学校と地域が「育てたい児童・生徒像」を共有し、一体となって子どもたちを育む取り組みをさらに進めてまいります。 県の委託を受けて実施しております学校現場の業務改善加速事業につきましては、過日、信州大学教職支援センターから指導者をお招きして検討委員会を立ち上げ、本格的な検討を開始いたしました。この事業は、さまざまな校内業務の増加により、教職員が児童・生徒と向き合う時間が減少するとともに、過度の長時間労働になっている現状を改善するための調査研究事業で、今後、学校現場の教職員が中心となり、学校での徴収金業務の改善と部活動の指導に係る具体的な研究・実践のための部会を設け、先進地等の取り組みを参考に実務的な検討を深め、成果をまとめてまいります。こうした勤務環境を改善することにより、児童・生徒の健やかな成長に資することを願うところでございます。 生涯学習の推進につきましては、スポーツ、文化の季節を迎え、各公民館を中心に今月から来月にかけて地区運動会など地域住民が集い交流を深める催しが開催されますほか、秋の深まりとともに地区文化祭などさまざまな文化行事が計画されております。とりわけ本年は、大町市文化祭が70回の節目を迎えますことから、記念事業として文化会館において、11月4日にテレビ、ラジオで活躍する三四六さんのトークショーを開催いたします。自主的な創作活動の発表の場として、市民の力作が展示される文化祭を盛り上げ、華を添えるものと期待しております。 また、芸術文化の振興によるまちづくりの一環として、市にゆかりのある優れた美術作品を公募により発掘し、展示する展覧会「美術展ベストセレクション in 信濃大町」が、市民主体の実行委員会を中心として、11月19日から12月10日まで文化会館で開催されます。市が収蔵する美術品のほか、市民が所蔵している美術品をお借りして多くの方々にごらんいただくことにより、地域に根差した芸術文化の一層の振興につながるよう支援いたします。 山岳博物館におけるニホンライチョウの飼育研究につきましては、昨年度から引き続き、環境省や日本動物園水族館協会等との調整を図り、繁殖事業を進めてまいりました。現在のところ、本年6月に上野動物園で産卵され移送された卵からふ化した2羽と、山岳博物館で産まれた卵からふ化した2羽の合計4羽のひなは、ふ化後最もリスクの多い時期の1週間から10日間を無事に乗り切り、食欲も旺盛で元気に育っております。 今後、引き続き管理に十分注意を払い成育に万全を尽くすとともに、来月には今後のライチョウ個体数の増加に対応するため、新たなライチョウ舎の建設工事に着手いたします。 また、今月5日からは、大町登山案内人組合創立100周年記念事業実行委員会との共同企画展「北アルプスの百年 百瀬慎太郎と登山案内人たち」を開催しております。この企画展は、登山案内人組合ゆかりの写真や記録、登山装備などを展示し、創立100周年を迎える組合の歴史と活動を広く全国に発信するもので、11月26日までの長期間の開催を予定しており、大勢の皆様の来場をお待ちいたしております。 待望の鹿島槍ヶ岳カクネ里雪渓の氷河認定につきましては、現在、学術論文の査読審査等に時間を要しており、氷河と認定されるまでもうしばらく時間を要するものと思われますので、御理解をいただきたいと存じます。 スポーツの振興につきましては、6月に開催されましたバドミントンS/Jリーグの開催地会議において、大町大会を来年1月28日に開催することが正式に決定し、対戦カードは、男子がトリッキーパンダース対三菱自動車京都、女子が日本ユニシス対北都銀行となりました。特に、日本ユニシスには、このたびの世界選手権女子シングルスで優勝を果たし、リオ・オリンピックでも銅メダルに輝いた当市出身の奥原希望選手を初め、ダブルスで金メダルを獲得した高橋、松友選手のペアが所属しており、市民の皆様にとりましても、世界最高レベルの競技を目の当たりにすることができる機会となります。同じ1月の5日から開催されます北アルプスバドミントンオープン大会2018とともに、地域のスポーツの振興にも大いに貢献するものと期待いたします。 今後、大会実行委員会を立ち上げ、日本バドミントン協会、県及び市バドミントン協会と協力して準備を進めてまいります。 第34回大町アルプスマラソンは、10月15日の開催に向け、現在、実行委員会を中心に準備が進められております。先ごろ申し込みを締め切りましたところ、広く県内外から3,384人の申し込みがありました。スポーツに親しむ様々な機会を幅広く提供することにより、市民の健康づくりに資するとともに、全国から多くの皆さんにお越しいただき、観光振興にも寄与できますよう努めてまいります。 2つ目は、「活力あふれる産業と地域の魅力を活かしたにぎわいのあるまち」であります。 北アルプス国際芸術祭を市街地のにぎわい創出の機会とするため、大町商工会議所が中心となり、第3回信濃大町まつりを芸術祭の開幕にあわせ6月4日に開催するとともに、芸術祭開催期間中の6月17日、7月1日及び15日に、大町まちづくり協議会主催の荷ぐるま市が行われました。 また、大町市商店街連合会主催の第19回大町ゆかたまつりは、芸術祭開催最終日前日の7月29日に開催され、あいにくの雨模様の中、各会場では商店街の皆さんによるさまざまなイベントや出店が大勢の浴衣姿の参加者でにぎわいました。 第39回を迎えました大町やまびこまつりは、今月5日に開催され、幸い天候にも恵まれ、「アートから祭、世界が集う大町へ」のテーマのもと、芸術祭の盛り上がりを引き継ぐかのように多くの皆様にご参加いただきました。おどり連は60連、踊り手は約2,700人と、昨年を上回る参加数となり、中央通りが大きなにぎわいを見せました。 このように多彩なイベントを相互に連携させ、継続的に開催することにより、多くの市民の皆様や市外からのお客様に中心市街地に足を運んでいただき、まちなかの活性化が図られますよう、引き続き取り組んでまいります。 農業振興につきましては、米の生産調整におきまして、平成28年産米の生産数量目標が達成されるとともに、国から生産者への経営所得安定対策交付金の支払いも6月に完了したところであります。 また、29年産米の地域間調整後の生産目標数量は8,862トンとなり、現地調査の結果、目標数量の達成が確認されました。いよいよ30年産米からは、現行の生産調整制度が廃止されることとなり、今後は、国からの目標数量にかわり提供される情報等をもとに、生産者や地域の関係者が中心となり、当年産米の作付面積を判断して生産を進めることとなります。稲作中心の営農形態にある当市におきましては、農業経営を取り巻く状況は一層厳しいものになることが予想されますことから、関係機関、団体と十分調整を図り、生産者の所得確保のため、円滑な推進に努めてまいります。 農業委員会制度につきましては、農業委員会等に関する法律の改正により、農業委員については、これまでの選挙から市長が議会の同意を得て任命する制度に改められるとともに、新たに農業委員会が委嘱する農地利用最適化推進委員が創設されることとなりました。この大幅な制度改正に伴い、農業委員及び推進委員の定数につきましては、政令に定める基準に基づき市が定めることとなりましたことから、定数を定める条例案を本定例会に上程いたしております。 なお、新たな農業委員及び推進委員の推薦、募集に当たりましては、本年11月を目途に市広報紙やホームページに掲載し、市民の皆様への周知を図ってまいります。 観光振興につきましては、立山黒部アルペンルートの入込状況は、先月末現在、累計で約45万3,400人となり、昨年同期に比べ1万8,000人(同日、1万1,800人の訂正あり)増、前年比102.7%となっております。6月は梅雨期にもかかわらず好天に恵まれたことに加え、訪日外国人客の入込みも好調に推移しましたが、九州・西日本地方を中心とした豪雨災害等、悪天候が影響した7月は前年を下回る結果となりました。 昨年達成できなかった「トロリーバス乗車100万人」の目標を、今シーズンこそ実現することを目指し、本格的な秋の観光シーズンに向けまして、首都圏を中心に積極的な誘客活動に取り組みますとともに、信州デスティネーションキャンペーン期間中は、県実行委員会や関係団体、事業者等と連携して、主要JR駅などにおけるキャンペーンなどにより、誘客宣伝をさらに強化してまいります。 なお、強い情報発信力がありました北アルプス国際芸術祭や、信州DC、JTBが主催する日本の旬などのキャンペーンが間もなく終了するため、来期の観光シーズンに向けた新たな誘客の仕組みを構築する必要がありますことから、この秋の誘客も見据えた観光プロモーション対策の経費を補正予算に計上いたしました。 当市におきましては、大正6年に全国初となる大町登山案内人組合が設立されて本年100周年を迎えますことから、実行委員会を組織し、さまざまな事業に取り組んでおります。昨年度は、プレ事業として、組合のホームページの充実やプレミアムツアーの実施を初め、テレビ番組の制作・放映などのプロモーションを展開してまいりました。 本年度では、当市の山の魅力を全国に発信するため、山と渓谷社と連携して読者モニターを募集し、後立山を登山した体験レポートを同社のオンライン上で発信するモニターツアーを実施しましたほか、通常1人の登山ガイドを2人に増やし内容を充実したプレミアムツアーを5つのコースにより開催しております。さらに、今月6日には、市内小・中学生を対象にクライミングとスラックラインの教室を開催し、登山に必要なバランス感覚などを身近に養成する機会を提供したところであります。 また、9月30日、10月1日の両日、文化会館をメイン会場として、「信濃大町 山フェス 北アルプス100年祭」と題したイベントを開催いたします。山岳・登山文化の振興を担う登山案内人や、大町の山を熟知する山岳カメラマン、ライターが対談するトークショーのほか、登山に関する様々な講座やトレッキングイベントなど、盛りだくさんのプログラムにより実施することとしております。さらに、11月17日には100周年記念式典を、山の神を祭るならわしの「山の講」の日程に合わせて開催することとしており、関係団体等との連携のもと、山岳文化都市を標榜する当市の名を全国に発信し、周知に努めてまいります。 ブランド振興につきましては、北アルプス山麓の当市の水のおいしさを広報、周知するため、水道原水を活用した飲料水ペットボトル「信濃大町湧水」3万6,000本を製作し、北アルプス国際芸術祭に来場された皆様に無料で配布いたしました。芸術祭インフォメーションセンターでのアンケートには、「柔らかくてくせのない、とてもおいしい水でした。」との感想が寄せられるなど、「水」を大町の大きな魅力として市内外に浸透させる絶好の機会となりました。この信濃大町の水への反響を今後の情報発信に生かしてまいりたいと考えております。 また、信濃大町ブランド戦略に基づき、水ブランドを広く発信することを目的に、「水が生まれる信濃大町フォトコンテスト」を開催し、大町の水のすばらしさを、さながら、見る・聞く・触れる・かぐ・味わうの五感で体感できるかのようなすぐれた作品を広く募集いたします。 入選作品は、今後製作予定の信濃大町ブランドのウェブページやパンフレットなどに活用し、市の統一的なイメージの形成に取り組んでまいります。コンテストの募集期間は9月1日から10月末日までとし、「北アルプスの麓 水が生まれる 信濃大町」のキャッチフレーズにふさわしい作品の応募を期待するところでございます。 3点目は、「だれもが健康で安心して暮らせるまち」であります。 市立大町総合病院につきましては、一昨年9月に着任されました産婦人科の医師が、御都合により来月末をもって退職することとなり、10月からは常勤医師1人の体制になることとなりました。この間、大変御熱心に取り組んでいただいておりましただけに、残念でなりません。地域にとりましても極めて重要な分娩の取り扱いは、常勤医師1人の体制ではなかなか困難でありますことから、現在、県の医師確保対策室などと連携し、後任の医師の確保に全力を尽くしております。なお、分娩取り扱いの継続につきましては、状況を慎重に見きわめ、井上病院事業管理者、深松副院長とともに早急に判断してまいりたいと考えております。 平成28年度における大町病院の決算は、地域包括ケア病棟などの運用により、病態に応じた効率的な医療の提供に努めましたほか、救急患者の受け入れなどを積極的に行った結果、診療単価の上昇や患者数の増加につながり、入院収益は、前年に比べ2億円余の増収となりました。また、外来収益は、患者数が減少したことにより、若干減収となりましたものの、健診センターの充実などにより、医業収益全体では、前年度に比べ2億3,000万円余の増収となり、最近5年間では最も高い収益となりました。 一方、支出につきましては、材料費や経費を価格交渉などにより削減したものの、医療スタッフの増員や退職手当による給与費と減価償却費の増加などにより、前年度に比べ8,000万円余の増となりました。医業収支では、1億5,000万円ほど改善しましたが、資本的収支の財源不足を補うため、一般会計負担金などを資本的収入に充当しましたことから、純損失では前年度を上回る非常に厳しい決算となりました。 本年3月に策定いたしました新改革プランの収支計画と対比しますと、おおむね見込みどおりの結果となりましたが、今後もプランに基づき、計画的に収益の確保や業務の効率化、経費の削減に取り組み、一層の経営改善を進めるよう力を尽してまいります。 大町病院は、引き続き極めて厳しい経営状況にありますが、産婦人科を初め、医師の確保が経営改善の大きな要素でありますことから、医師招聘の取り組みを粘り強く継続しますとともに、信州大学附属病院との連携のもと、臨床研修をさらに充実し、活気ある病院として医師の確保・定着に結びつけてまいります。 子育て支援につきましては、子ども食堂の設置・運営を含めた「子どもの居場所支援モデル事業」について、6月下旬、市内NPO法人など4団体の皆様と、実施方法や支援のあり方等について意見交換を行うなど、本年度後半からの事業実施に向け、検討・調整を進めているところであります。今後も関係団体等との密接な連携のもと、子どもの健やかな成長を図る子育て支援の充実に努めてまいります。 防災関係では、先週26日、美麻支所駐車場を主会場として、市民や関係機関、団体の皆様約450人のご参加のもと、市地震総合防災訓練を実施いたしました。これまで旧大町市の4地区で輪番により開催しておりましたが、美麻地区では平成26年11月に発生しました神城断層地震での被災により防災意識が高まり、住民の皆様の強い要望もあり、合併後初の開催となりました。 訓練では、参加機関の連携による展示型訓練のほか、本年3月に策定しました避難所開設・運営マニュアルに沿った住民による避難所開設訓練を実施いたしました。また、先月郵便局と締結した協定に基づき、配達員から報告された被災情報により、高齢者などの避難行動要支援者の救援訓練を行いました。この訓練は、救援に当たる消防団員に対して、事前には要支援者名を明らかにしないブラインド型の訓練で、団員が管轄する地区の住民一人一人がどこにいるかを把握し、迅速に対応できたことを確認いたしました。この訓練を通じ消防団と地域住民とのふだんからの交流の重要性を再認識したところでございます。 4つ目は、「豊かな自然を守り快適に生活できるまち」であります。 6月末から先月初めにかけまして、活発な梅雨前線の影響により局地的な豪雨があり、市内一部地域で道路、農業施設等に土砂の流出やのり面崩落、路肩の一部崩落等の被害が発生しました。被災箇所は大町地区12カ所、八坂地区2カ所、美麻地区10カ所の計24カ所に上りましたが、崩落土砂の除去やのり面及び路肩部の復旧につきましては、ほぼ作業が終了いたしました。復旧工事に当たり必要な予算措置につきましては、先月3日付で専決処分を行い、本定例会に報告案件を提出いたしております。また、国庫負担金採択が見込まれます被災箇所につきましては、現在、国の災害査定に向け準備を進めております。 リフォーム支援事業につきましては、先月10日に交付申請額が当初予算に計上した3,000万円に達しましたため、本年度の受け付けを終了いたしました。制度の目的であります住宅性能の向上に資するとともに、市内経済の底支えにも寄与しているものと考えております。 北アルプス広域連合が進めております一般廃棄物処理施設整備事業につきましては、来年7月の完成を目指して、現在、プラットホームやごみピットなどの焼却施設の建築工事を進めております。 市といたしましては、新施設の稼動まで、現在の環境プラントを安全に運転管理してまいりますとともに、ごみ処理広域化に備え、3市村によるごみの分別収集に向けての準備作業や新施設の管理体制についての詰めを急ぐとともに、市民への周知、広報に努めてまいります。 泉地区における臭気問題につきましては、昨年夏ごろから広範な地域に悪臭被害が発生し、本年も同様の被害が懸念されましたことから、地域振興局環境課や地元対策委員会と連携を図り、臭気測定や臭気観測の回数を増やすなど、監視体制を強化しております。万が一、悪臭が強まる兆候を捉えた場合には、事業者に原因究明を指示し、早急に悪臭防止の改善策を講ずるよう強く求めてまいります。また、事業者から毎月末に提出される状況報告書により、作業内容や臭気対策が計画どおり実施されているかを厳正に確認し、市民の生活環境の保全のため事業者に対して臭気対策の徹底を厳しく求めてまいります。 水道事業会計の平成28年度決算につきましては、給水人口の減少や節水による有収水量の減少がありますものの、1億890万円余の純利益を確保することができました。また、原水供給事業は、減少傾向が続く給水収益を補う重要な収入源となっております。 水道施設の更新につきましては、配水池の電気計装設備の更新のほか、送配水管の耐震化を実施しており、引き続き適切な管理により、安定した給水体制の維持に努めてまいります。 また、公営簡易水道事業の決算につきましては、取水量の確保を図るとともに、安定した水道水の供給に努めたことにより、歳出総額2億2,192万円余の決算規模となりました。 28年度温泉引湯事業会計の決算につきましては、基本湯量の確保と継続的な安定供給に努め、1,082万円余の純利益を計上いたしました。温泉供給事業では、前年度に続き大町温泉郷地区の配湯管更新工事を進めており、継続的に更新工事を実施することにより、温泉の安定供給を図ってまいります。 28年度公共下水道事業会計の決算につきましては、大町浄水センターの再構築工事の推進を図ってまいりましたが、1億152万円余の純利益を計上いたしました。また、農業集落排水事業の決算では、2,263万円余の純利益を計上しております。 下水道事業におきましては、公共下水道や農業集落排水施設の長寿命化計画に基づく、計画的な更新に取り組んでおります。また、収益の向上を図るため、一層の接続促進に努めますとともに、施設の総合的な維持管理を目的とする包括的民間委託を実施しており、運営経費の縮減に向けた取り組みを継続的に推進してまいります。 昨年1月から導入されましたマイナンバー制度の普及への対応につきましては、申請された市民の皆様に順次カードを交付しており、7月末現在、2,239人の方々に取得いただいております。 マイナンバーカードは、将来的にさまざまな場面で利用できることが期待されておりますが、市では、コンビニエンスストアで住民票などの証明書を取得できるサービス、「コンビニ交付」を来年1月に開始することとしており、現在、システム構築に向けた作業を進めております。これにより、証明書を受け取る場所や時間帯が広がり、利便性の格段の向上が図られますことから、これを機にマイナンバーカードのより一層の普及に努め、市民の皆様へのサービスの充実につながるよう取り組んでまいります。 5つ目は、「市民の参画と協働でつくるまち」であります。 市民参加と協働による市政の推進につきましては、昨年度までのきらり輝く協働のまちづくり事業を拡充してスタートした、ひとが輝くまちづくり事業は、4月に実施された公開審査会で採択された12団体を含め、18団体の事業が順調に進められております。また、花づくり活動では、昨年を3団体上回る33団体の皆さんが、住民参加と交流による花づくりを通して、環境美化と地域づくりに取り組んでいただいております。 伝統文化の継承では、宮本自治会が平成31年に20年に一度の式年遷宮祭を迎える国宝仁科神明宮の歴史を学び、積極的に地域づくりに生かして地元の活性化につなげる取り組みを始めております。これまでに2回の講演会、意見交換会が開催されましたが、小学生を含め予定を上回る大勢の参加があったと伺っております。地域の有志の皆さんが地域の活性化を願い立ち上ることは有意義なことであり、こうした地域の文化資源を生かした市民活動が広がりつつあることを実感し、今後の活動に大いに期待するところでございます。 以上、第5次総合計画で定めました各施策の進捗状況と今後の執行方針について申し上げましたが、年度後半に向け、本年度計画しましたそれぞれの事業が円滑に執行できますよう、全力を挙げて取り組んでまいりますので、今後とも市政の運営に一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 本定例会にご提案申し上げます案件は、報告案件1件、条例案件3件、予算案件5件、決算案件9件の合計18件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際、説明いたしますので、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。 ありがとうございました。 大変失礼をいたしました。先ほど大町第一中学校女子体操部の準優勝報告についての冒頭、先月と申し上げましたが、これは今月の誤りですので、訂正申し上げます。 また、立山黒部アルペンルートの入り込みについて、昨年同期に比べの部分で1万8,000人と申し上げましたが、1万1,800人の誤りですので、それぞれ訂正させていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 会議の途中ですが、ここで11時5分まで休憩といたします。 △休憩 午前10時49分 △再開 午前11時05分 ○議長(勝野富男君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 △日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決 ○議長(勝野富男君) 日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 報告第12号を議題として、説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(市河千春君)登壇〕 ◎総務部長(市河千春君) ただいま議題となりました専第20号 平成29年度大町市一般会計補正予算(第3号)につきましては、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、7月3日付で専決処分を行ったもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。 本件は、8月2日開催の全員協議会で御報告を申し上げました6月30日から7月3日にかけて発生をいたしました梅雨前線豪雨により被災をした市道及び農業施設の速やかな復旧を図るため、専決処分を行ったものでございます。 1ページをごらんください。 第1条、予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ2,193万6,000円を追加し、総額を183億4,437万1,000円とするものでございます。 第2条、地方債補正につきましては、4ページ、5ページをごらんをいただきたいと思います。 災害復旧に当たりまして、国庫補助事業採択分の財源といたしまして、災害復旧事業債260万円を追加するものでございます。 歳入歳出予算事項別明細書につきまして御説明いたしますので、10ページをごらんください。 歳入でございますが、款14項1目11災害復旧国庫負担金533万6,000円は、国庫補助事業に採択をされる予定の市道石原線の復旧工事にかかわる国庫負担金で、補助率は3分の2でございます。 款18項1目2、基金繰入金1,400万円の増は、今回の補正財源といたしまして、財政調整基金からの繰り入れを行うものでございます。 款21項1目11災害復旧事業債260万円の増は、国庫補助対象となる予定の災害復旧事業費の補助残額に対しまして、元利償還金の95%が交付税措置を受けます災害復旧事業債を借り入れるものでございます。 12ページをごらんください。 歳出についてでございます。款11項1目1農林施設災害復旧費810万円の増は、農業用水施設の護岸復旧や流出土砂の撤去費用など合計11カ所の復旧費でございます。 項2目1公共施設等災害復旧費1,430万円の増は、国庫補助事業の予定となります市道石原線に800万円と市単独の公共土木施設災害復旧事業630万円で、主に美麻並びに平地区の12路線の崩落土砂除去等にかかわる経費でございます。 以上御説明申し上げましたが、御承認を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 本件について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、報告第12号は報告どおり承認されました。 次に、議案第41号 大町市体育施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。教育次長。     〔教育次長(中島喜一君)登壇〕 ◎教育次長(中島喜一君) それでは、ただいま議題となりました議案第41号 大町市体育施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の改正は、現在建設中の新屋内運動場が9月末に完成し、11月から供用開始する予定でありますので、市民の皆様のスポーツ活動に御活用いただくため、現条例に追加し、他の体育施設と一体的な管理を行うものでございます。 お手元に配付いたしました新旧対照表をあわせてごらんください。 第2条の表中、施設の名称につきましては、既存の屋内運動場を第一屋内運動場とし、新屋内運動場を第二屋内運動場とするものでございます。 別表中の体育施設の屋内運動場を第一屋内運動場に変更するとともに、第二屋内運動場を加え、使用料につきましては、アリーナ面積が現在の運動場の約2倍となりますことから、全面使用を2,000円、半面使用を1,000円といたします。 新屋内運動場の照明につきましては、LEDを採用しておりますことから、電気料金は安価となりますが、照明器具が高額となりますことから、1時間当たりの電気料金と光源寿命から算定した1時間当たりの照明料金を全面400円、半面200円といたしました。 また、会議室使用料につきましては、総合体育館の会議室とほぼ同じ面積のため、1時間当たり同額の300円としております。 なお、この改正につきましては、去る8月17日に開催しましたスポーツ推進審議会に諮問し、適正の御答申をいただいております。原則としてこの改正の施行日は平成29年11月1日としております。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 本件について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第41号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第42号 大町市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例制定についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。産業観光部長。     〔産業観光部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎産業観光部長(竹村静哉君) ただいま議題となりました議案第42号 大町市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例制定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 本条例は、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、農業委員会の委員の選任方法がこれまでの公選制から議会の同意を要する市長による任命制に変更となり、委員の定数を地域の実情に応じて政令で定める基準に従い、条例で定める必要があること、また、農業委員会の委員とは別に、耕作放棄地の発生予防や担い手への農地集積等の現場活動を担うため、農業委員会が委嘱いたします農地利用最適化推進委員が新設され、その定数を条例で定める必要があることから新たに制定するものでございます。 お手元にお配りしてございます議案第42号説明資料をあわせてごらんください。 第1条では、法改正に伴い、農業委員の定数と新たな農地利用最適化推進委員の定数を定める旨を規定しております。 第2条につきましては、基準農業者数や農地面積等を考慮した法律の基準に照らし、農業委員の定数を19人とするものでございます。 第3条は、農地利用最適化推進委員の定数であります。政令により委員数の上限値が定められておりますが、業務量や地域特性を加味して慎重に検討させていただいた結果、新たな農業委員と合わせた人数が現行の農業委員数とほぼ同数となるよう、委員定数を9人としたところでございます。 附則につきましては、第1項で本条例は公布の日からとし、第2項では現条例の廃止を、また、第3項は経過措置で、現農業委員の効力について規定しております。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 本案について御質疑はありませんか。平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 農業委員会の体制が法律に基づいて変わっていくということでありますけれども、今まで農地部会というか、農業振興部会というのがありまして、そういうのが今度はなくなって部会長が要らなくなっていくという改正だというふうに私は思いますけれども、今まで残った19人の農業委員さんについて、農地部会とか農業振興部会の今までの役割というのはどういうふうに変わってくるのかなと思っているところです。それから、適正化推進委員というのが農業振興部会のような役割を果たしていくのかなというのも思うわけですが、その辺のところはどういう見解でいらっしゃるのですか。 ○議長(勝野富男君) 答弁を求めます。農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(武井照幸君) ただいまの農業委員会におけます農地部会、農振部会の役割につきまして御説明いたします。 現在、農地部会では、農地法に定める3条、4条、5条についての意見、それから、そのようなことを判断しております。それから、農振部会につきましては、農地におけます利用のこれからの推進、それから受託等の作業の金額の設定等、そのようなこともやっているものでございます。 それから、今回の19名、現在農地部会委員は16名でございますが、それと同様に19名の中で農地法に定める決定を行っていく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(勝野富男君) 平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) いわゆる農業振興部会の役割というのはどうなっていくのかなというのが非常にわからないんですけれども、この農業委員会の農地部会と農業振興部会が一緒になってそういう検討をしていくのかなというの、今の説明を聞くとそんな感じはするんですけれども、もう一つ、農地利用適正化推進委員会というのは、これは委員長とか、委員長代理とか、そういう人は設けないわけですか。 ○議長(勝野富男君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(武井照幸君) ただいまの質問にお答え申し上げます。 農業委員会が委嘱します農地利用最適化推進委員9名につきまして、現在のところ、農業委員会の中で委員とか、そのような取り決めは現在いたしてないということでございます。今後、農業委員会の中でそのようなことも議論されるかと思っております。 以上でございます。 ○議長(勝野富男君) 他にございませんか。栗林学議員。 ◆4番(栗林学君) 今の話を聞いてまして、今の農業委員会のままでも仕組みはそのまま変わらないかと思いますが、この条例改正による国の意図は何か。それと、市はそれについてどう考えているのかお聞きします。 ○議長(勝野富男君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(武井照幸君) ただいまの1点目の御質問にお答え申します。 国の意図ということでございますが、現在の大方の農業委員数を半数にいたしていくということが大きな前提で言われております。 また、2点目の農業委員と農地利用最適化推進委員の役割は、農業委員に求められているものは、今ある農地を将来にも農地と生かして、それから守り抜いていくのが重要でございます。推進委員と農業委員さんが二人三脚で連携を密にとりながら、農地利用の最適化を進めていくことが重要かと思います。一応違う点では、農業委員会の決定は農業委員でありますので、推進委員は決定することはできないということでございます。 以上でございます。 ○議長(勝野富男君) よろしいですか。栗林学議員。 ◆4番(栗林学君) もう一つ、それでは、今後の課題は何なのかお聞きします。 ○議長(勝野富男君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(武井照幸君) ただいまの御質問にお答えします。 今後の課題といたしましては、19名の農業委員を公募なり選ぶに当たりまして、半数以上が認定農業者にならなければいけない点、また、農業関係者ではない方を1名以上入れていくという点でございます。 以上でございます。 ○議長(勝野富男君) よろしいですか。他にございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第42号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第43号 大町市特別職の職員の給与に関する条例及び大町市特別職の職員の旅費又は費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(市河千春君)登壇〕 ◎総務部長(市河千春君) ただいま議題となりました議案第43号 大町市特別職の職員の給与に関する条例及び大町市特別職の職員の旅費又は費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 お配りいたしました新旧対照表をあわせてごらんをいただきたいと存じます。 この条例改正は、農業委員会等に関する法律の改正により、農業委員会の組織、また業務内容の変更及び農地利用最適化推進委員の新設に伴う改正でございます。 第1条は、大町市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正で、農業委員会等に関する法律の改正に伴い、部会が廃止となりましたことから、本条第5条別表第2中、部会長及び部会長代理を削除し、新設されます農地利用最適化推進委員を追加するものでございます。 第2条は、大町市特別職の職員の旅費又は費用弁償に関する条例の一部改正で、今回の法律の改正によりまして、新たに農地利用最適化推進委員が新設をされましたことから、本条例第3条別表中に当該委員を加える改正を行うものでございます。 附則第1項では、施行期日を公布の日からとし、第2項では、経過措置といたしまして、現在の農業委員の任期期間中は本則の規定は適用せず、従前の例によるものとするものでございます。 以上説明を申し上げましたが、御審議の上、御可決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第43号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第44号 平成29年度大町市一般会計補正予算(第4号)を議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(市河千春君)登壇〕 ◎総務部長(市河千春君) ただいま議題となりました議案第44号 平成29年度大町市一般会計補正予算(第4号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、歳入では、28年度からの繰越金及び29年度普通交付税額の確定、ふるさと納税の増額、歳出では、ふるさと応援団事業、ごみ処理広域化推進費負担金、また、来年1月に開催を予定しております国際水準のバドミントン大会の開催経費の計上が主な内容でございます。 1ページをごらんください。 第1条、予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ1億4,999万7,000円を追加し、総額を184億9,436万8,000円とするものでございます。 第2項第1表の歳入歳出予算補正は、後ほど個別に説明をいたします。 第2条の第2表地方債補正につきましては、4ページ、5ページをごらんください。 国が配分をいたします地方交付税の財源が不足した場合、その代替財源といたしまして、地方自治体に地方債を発行させる臨時財政対策債の借り入れ限度額を補正するもので、本年度当市の地方交付税の確定に伴い、その借り入れ限度額を5億1,909万1,000円とするものでございます。 歳入歳出予算事項別明細書について御説明を申し上げますので、10ページをごらんください。 まず、歳入についてでございます。 款1項2固定資産税8,036万3,000円の増は、企業の設備投資や太陽光発電施設の増に伴う償却資産の増と、長野県地方税滞納整理機構に移管しておりました大口の滞納案件の処分によるものでございます。 款10地方交付税1億2,942万2,000円の減は、本年度の普通交付税の確定による減額でございます。確定額は前年度に比べまして7.6%、4億660万4,000円の減で、主な減額となりました要因は、基準財政収入額では償却資産にかかわる固定資産税が増額となったこと、また、基準財政需要額では合併特例債を初めといたします元利償還金の措置額の減少、また、児童・生徒数や要保護措置者数など測定単位として算定に用います基礎数値の減少が大きく影響しております。また、市町村合併の優遇措置でありました合併算定替えの縮小が始まり、2年目となります本年度は優遇措置額の3割相当6,644万円が減額となっております。 款14項2目8土木費国庫補助金8,226万5,000円の減は、社会資本整備総合交付金の内示に伴う減額で、既に報道等でもございましたように、東京オリンピック関連施設整備に重点配分されたことによりまして、地方への交付額が大幅に減額されたものによるものでございます。 款17項1目1総務費寄附金6,000万円の増は、ふるさと寄附金の収入見込額の増でございます。 款18項1目2基金繰入金2億5,000万円の減は、決算剰余金の増に伴います財政調整基金繰入金の減額でございます。補正後の財政調整基金繰入金は5億2,600万円となります。 款19繰越金4億4,008万円の増は、実質収支額の確定によるものでございます。 款20目1項1遅延金及び遅延損害金1,374万5,000円の増は、先ほど市税で説明をいたしました長野県地方税滞納整理機構に移管しておりました大口の滞納案件の処分によるものでございます。 次に、主な歳出につきまして御説明を申し上げます。 14ページをごらんください。 款2項1目3ふるさと応援団事業9,064万8,000円の増は、歳入でも御説明申し上げましたふるさと寄附金6,000万円の増収に伴う返礼品3,000万円並びにふるさと応援基金積立金を6,000万円追加をするものでございます。 目9ケーブルテレビ運営費400万円の増は、次年度4月からの4Kテレビの実用放送開始に向けまして、チャンネルの配列変更のための変調機器購入経費でございます。 款3項2目2児童遊園地管理事業70万円の増は、旭町児童遊園地のフェンス老朽化に伴う修繕料でございます。 16ページをお願いいたします。 款4項1目5ごみ処理広域化推進事業2,735万1,000円は、広域ごみ処理施設にかかわりますパッカー車購入経費等4,700万円に対する当市の広域への負担金でございます。 款7項1目4観光振興事業600万円は、市観光プロモーション委員会への負担金で、北海道小樽市にあります石原裕次郎記念館閉館に伴い、そこに展示をされておりました黒部の太陽にかかわるセットを黒部ダムレストハウスに移設をするための経費等でございます。 18ページをごらんください。 款10教育費1,327万9,000円の増は、先日のバドミントン世界選手権におきまして、女子シングルスでは日本人初の金メダル獲得をいたしました奥原選手ら、国内外のトップの選手のプレーを市民の皆様に間近で見ていただくため、来年1月に国際ジュニア大会、また、バドミントンでは国内トップリーグのS/Jリーグを当市で開催をするための経費で、会場となります西小学校並びに総合体育館のトイレの改修等の経費並びに開催市負担金が主な内容でございます。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 本案について御質疑はありませんか。平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 1つ伺いたいと思いますけれども、歳入のほうで固定資産税についてでありますけれども、太陽光発電施設が増設されて増額になっているということですが、この太陽光発電の下というものは、自治体ごとによって相当アンバランスになっているように聞いておりますけれども、大町市においては農地であろうと、林地であろうと、雑種地であろうと、そういう地目に関係なく現況課税ということで、全てにおいて宅地並み課税となっているというふうに理解していいわけですか。どうなんでしょう。 ○議長(勝野富男君) 税務課長。 ◎税務課長(戸谷靖君) ただいまの御質問についてお答え申し上げます。 太陽光発電にかかわる固定資産税の評価の関係でございますけれども、太陽光発電につきましては、それぞれの状況ですね、例えば宅地に建っているのか、雑種地に建っているのか、あるいは農地を農地転用して設置したものなのか、あるいは山林を伐採して切り開いて設置したものなのか、この種類によってそれぞれ評価は異なっております。ですので、一律という評価にはなっておりません。 以上でございます。 ○議長(勝野富男君) 平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) そうすると、農地とか雑種地なんかはもう課税が全然違いますよね。例えばそこに固定した、コンクリートで固めたような基礎をつくった場合、これでも農地だから農地並みというか、そういう課税はされないと。林地は林地で、そういう課税になるということですか。いわゆるその自治体によってばらばらなそうですけれども、一律にもう宅地並み課税をしているところもあるそうです。その辺のところはこれからも林地を開発してやっていくところも出てくるので、どういう基準になっていくのかなというのが一番心配されるところなんですけれども、どうでしょう。 ○議長(勝野富男君) 税務課長。 ◎税務課長(戸谷靖君) ただいまの御質問についてお答えいたします。 まず、農地を転用して設置した場合につきましては、その農地法における転用許可という手続が必要になりますことから、農地転用の許可を受けた土地については、これは原則宅地並み課税ということになります。また、山林等の場合につきましては、これは基本的には大町市の場合ですと、山林の価格プラス造成費相当分ということで評価をしております。 以上でございます。 ○議長(勝野富男君) よろしいですか。他にございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第44号は各常任委員会に付託いたします。 次に、議案第45号 平成29年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題として提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(竹本明信君)登壇〕 ◎民生部長(竹本明信君) ただいま議題となりました議案第45号 平成29年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、事業勘定及び八坂診療所、美麻診療所直診勘定ともに、平成28年度決算による繰越金の確定が主な内容でございます。 それでは、1ページをごらんください。 第1条予算の総額ですが、事業勘定では、歳入歳出それぞれ138万2,000円を減額し、総額をそれぞれ37億6,975万6,000円とし、八坂診療所直診勘定では、歳入歳出それぞれ200万円を追加し、総額を6,959万7,000円に、また、美麻診療所直診勘定では、歳入歳出それぞれ37万3,000円を追加し、総額を4,323万9,000円とするものでございます。 第1条第2項の事業勘定の第1表歳入歳出予算補正は2ページから3ページに、八坂診療所直診勘定の第1表歳入歳出予算補正は14ページから15ページ、美麻診療所直診勘定の第1表歳入歳出予算補正は24ページから25ページにそれぞれ記載しております。また、各勘定ごとに第1表に続いて事項別明細書の総括を記載しておりますが、説明は省略させていただきます。 それでは、8ページをごらんください。 事業勘定の歳入でございますが、款3項1国庫負担金5,718万3,000円の減は、療養給付費負担金等の確定に伴う国庫負担金の減額でございます。 項2国庫補助金1,467万7,000円の減は、目1財政調整交付金の確定に伴う減額が主なものでございます。 款4療養給付費交付金746万円の増は、退職被保険者の療養給付費に係る29年度概算交付額と28年度の精算交付額の確定によるものでございます。また、平成28年度決算による繰越金が1億3,769万7,000円と確定しましたことから、款9項2目1基金繰入金を6,467万7,000円減額し、款10繰越金を1億2,769万5,000円増額いたします。このうち814万6,000円につきましては、28年度療養給付費負担金の超過交付分精算のために療養給付費交付金繰越金として繰り越しをいたします。 今回の補正によりまして、財政調整基金の残高は1億7,000万円余となります。 次に、歳出でございますが、12ページをごらんください。 款3後期高齢者支援金等から款6介護納付金につきましては、それぞれ本年度の負担額が確定したことによるものでございます。 款11項1目3償還金814万7,000円の増額は、前年度に超過交付となりました療養給付費負担金等の返還金でございます。 次に、20ページをごらんください。  八坂診療所直診勘定の歳入でございますが、平成28年度決算による繰越金が348万9,000円と確定しましたことから、款3項1目1一般会計繰入金を48万9,000円減額し、款4項1目1繰越金を248万9,000円増額といたします。 22ページになりますが、歳出の予備費を200万円増額いたします。 次に、30ページをごらんください。 美麻診療所直診勘定の歳入でございますが、款4項1目1繰越金37万3,000円の増額は、繰越金が確定したことによるものでございます。 32ページになりますが、歳出の予備費に同額を増額いたします。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第45号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第46号 平成29年度大町市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(竹本明信君)登壇〕 ◎民生部長(竹本明信君) ただいま議題となりました議案第46号 平成29年度大町市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、平成28年度決算による繰越金の確定が主な内容となっております。 第1条の予算の総額でございますが、歳入歳出それぞれ102万7,000円を追加し、総額をそれぞれ3億5,001万5,000円とするものでございます。 第2項の第1表歳入歳出予算補正は2ページから3ページに、歳入歳出予算事項別明細書の総括は4ページから7ページに記載してございますが、説明は省略させていただきます。 8ページをごらんください。 歳入でございますが、款4項1目1繰越金102万7,000円の増額は、平成28年度繰越金の確定によるものでございます。 10ページをごらんください。 歳出でございますが、款2項1目1後期高齢者医療広域連合納付金102万7,000円の増額につきましては、広域連合への納付金の増でございます。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第46号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第47号 平成29年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(川上 武君)登壇〕 ◎建設水道部長(川上武君) ただいま議題となりました議案第47号 平成29年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 今回の補正は、決算額の確定に伴う歳入及び歳出の増加が主なものでございます。 第1条予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ2,379万2,000円を増額し、2億6,820万1,000円とするものでございます。 第2項の第1表歳入歳出予算補正は2ページ、3ページに記載してございますが、説明は省略させていただきます。 歳入歳出予算事項別明細書について御説明を申し上げます。 8ページをごらんください。 歳入ですが、款4項1目1繰越金は、平成28年度決算により繰越金が確定したことに伴い、2,379万2,000円を増額するものでございます。 10ページをごらんください。 歳出は繰越金の増額に伴い、款4の予備費を2,379万2,000円増額するものでございます。 以上御説明を申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第47号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第48号 平成29年度大町市病院事業会計補正予算(第2号)を議題として、提案理由の説明を求めます。病院事務長。     〔病院事務長(勝野健一君)登壇〕 ◎病院事務長(勝野健一君) ただいま議題となりました議案第48号 平成29年度大町市病院事業会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 今回の補正は、外来医事業務の直営化と病院ホームページの更新に係ります委託料の増額が主なものでございます。 第2条収益的支出は、第1款病院事業費用を492万5,000円増額し、総額を48億9,994万7,000円とするものでございます。 2ページの補正予算実施計画をごらんください。 款1項1目1の給与費と目3の経費のうち外来業務委託料は、外来医事業務直営化への移行を当初の10月から11月に変更したため、それに伴う1カ月分の賃金の減額と委託料の増額を行うものでございます。 また、目3経費のうちホームページの更新委託料につきましては、内容及び費用が確定しましたことから増額するものでございます。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(勝野富男君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第48号は社会文教委員会に付託いたします。 日程第4の途中でありますが、ここで昼食のため午後1時30分まで休憩といたします。 △休憩 午前11時53分 △再開 午後1時30分 ○議長(勝野富男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第4の議事を継続いたします。 次に、議案第49号から議案第57号までの9議案は、いずれも平成28年度各会計の決算認定を求める議案であります。 この取り扱いについてお諮りいたします。議案第49号から議案第57号までの9議案を一括して議題とし、各議案について会計管理者及び所管部長等から逐次説明を受けた後、議案ごとに質疑を行い、決算審査特別委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、そのように取り扱います。 議案第49号から議案第52号までの議案について、提案理由の説明を求めます。会計管理者。     〔会計管理者(村山 司君)登壇〕 ◎会計管理者(村山司君) ただいま議題となりました議案第49号から議案第52号までの4議案、一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算につきまして順次御説明いたします。 お手元に決算資料の御用意をお願いいたします。 予算執行に伴う行政実績や成果、対前年度増減率につきましては、お手元に配付しております主要な施策の成果説明書に記載してございますので、あわせてごらんいただきたいと存じます。 早速ですが、議案第49号 平成28年度大町市一般会計歳入歳出決算について御説明いたします。 2ページから5ページまでは歳入の集計表でございます。5ページの中段に歳入合計を記載してございますが、収入済額の合計欄をごらんください。 歳入の決算額は183億36万5,266円で、前年比1.3%の増でございます。不納欠損額は市税を中心に733万194円、収入未済額は4億728万4,066円でございます。 次に、6ページから9ページは歳出でございます。 9ページ中段をごらんください。 歳出の決算額は、支出済額の合計で175億4,695万1,135円、前年比0.9%の増でございます。市町村合併移行では3番目となる大型の決算規模となりました。 主な増額要因といたしましては、あすなろ保育園やぽかぽかランド美麻の改築工事、新屋内運動場の建設工事、温泉郷温泉配湯管の更新、病院事業会計への繰出金、臨時福祉給付金事業などでございます。 翌年度繰越額は7億3,363万8,000円で、新屋内運動場建設工事、あすなろ保育園改築工事、社会資本整備事業など14事業でございます。不用額は5億6,864万2,865円となっており、予算執行率は93.1%でございます。 したがいまして、次の10ページ、歳入歳出差引残額は7億5,341万4,131円となり、29年度にこれを繰り越しいたします。なお、この繰越額には、繰越明許費の一般財源分を含んでおります。 それでは、次に、事項別明細書について御説明いたします。 12、13ページをごらんください。 なお、事項別明細書の決算額につきましては、一般会計以降の特別会計も含めまして1,000円単位とし、対前年度比とするのは前年比という表現で統一をさせていただきますので、御了承願います。また、歳入歳出ともに主要部分を抜粋しての御説明とさせていただきます。 歳入です。 款1市税の収入済額は41億7,350万6,000円で、前年比1.0%、4,267万5,000円の増でございます。 税目別に見ますと、現年分では市民税と軽自動車税が大きく増加し、たばこ税と入湯税以外の税目も増加しております。個人市民税では納税義務者数は減となりましたが、個人所得の伸びが見られましたことから、前年比2.0%、法人市民税では納税義務者数の増及び企業収益の回復から前年比1.1%とそれぞれ増となっております。軽自動車税につきましては、税制改正の影響により20.9%と大幅に増加いたしました。 また、市税の収納率に関しましては、現年分で0.2%、滞納繰越分で2.2%改善し、全体収納率は93.1%となり、合併以降最も高い収納率となりました。 収入未済額は3億49万8,000円で、前年比7.3%の縮減となりました。市の基幹収入であります市税につきましては、個人所得の増加や企業収益のさらなる向上に期待いたしますとともに、産業振興、観光振興等を通じた税収確保に一層力を入れて取り組んでまいります。 16ページをお願いいたします。 最上段になりますが、款6地方消費税交付金は5億3,641万1,000円で、算定基準である人口の変化等により、前年に比べまして6,491万3,000円の減となっております。 ページ下段、款10地方交付税は63億3,436万円で、前年比4.4%の減であります。内訳は普通交付税が53億5,656万4,000円、特別交付税が9億7,779万6,000円でございます。 ページ最下段、款12分担金及び負担金は、前年比4.3%減の5,884万9,000円で、主なものは19ページになりますが、授産所施設費負担金などでございます。 款13使用料及び手数料は、前年比0.3%減の3億8,649万8,000円で、主なものはケーブルテレビ使用料や保育所使用料、市営住宅使用料、清掃処理手数料などでございます。 22ページ最下段をごらんください。 款14国庫支出金は児童福祉費負担金や社会資本整備総合交付金の減により前年比4.3%減の13億3,627万6,000円でございます。 ページが飛びますが、30ページをごらんください。 中段になりますが、款15県支出金は前年比2.5%増の9億4,218万9,000円でございます。主な増加要因といたしましては、33ページになりますが、グループホームの建設費補助金として、地域医療介護総合確保基金事業交付金3,200万円と37ページ下段の繰り越し事業あすなろ保育園改築事業に導入いたしました地中熱を利用する熱交換システムに対して交付される地域グリーンニューディール基金事業補助金の4,536万円などでございます。 さらにページが飛びますが、40ページをごらんください。 ページ下段になりますが、款17寄附金は22.7%減の7,308万9,000円でございます。このうちふるさと寄附の実績は5,553万4,000円で、前年比8,437件の減、1,309件となりました。ふるさと寄附金につきましては、国から制度の趣旨に即した適切な対応が求められておりますことから、今後も随時返礼品の見直しに努め、地域特産品等の一層の拡充に取り組んでまいります。 次の42、43ページをお願いいたします。 款18繰入金は前年比で1億8,698万7,000円増の7億1,314万8,000円でございます。内訳の主なものは、財政調整基金繰入金は2億280万円の増、退職者の増加に伴う退職手当基金繰入金が1億円の増、文化会館の改修等に充当いたしました北アルプス山麓仁科の里整備基金繰入金が1,280万円の減、広域ごみ処理施設の建設費負担金等に充当いたしました公共施設等整備基金繰入金が5,460万円の減となっております。また、27年度中に寄附を受け、基金に積んでおりましたふるさと寄附金9,374万8,000円を41事業に充当するべく、繰り入れを行っております。 款19繰越金は前年度からの繰越金で、6億6,522万4,000円であります。 款20諸収入は前年比3.2%減の10億4,609万4,000円でございます。主な減額要因は、雨水管渠整備の受託事業が翌年度繰り越しになったことに加え、前年度神城断層地震で被災いたしました市施設に対する共済金の支出があったことによります。 ページが飛びますが、56、57ページをごらんください。 款21市債は前年比62.8%増の17億5,899万8,000円で、あすなろ保育園建設工事やごみ処理広域化推進事業、ぽかぽかランド美麻の改修、新屋内運動場整備事業などの増によるものでございます。歳入全体に占める市債依存率は9.6%となっております。なお、年度末の市債の未償還残額は前年度に比べて約2億840万円増の138億2,726万1,000円となりましたが、3カ年平均で算出する実質公債費比率は前年比0.3ポイント改善し、7.4%となる見通しとなりました。 引き続き歳出について御説明いたします。 60ページをごらんください。 款1議会費は1億5,179万3,000円、前年比8.8%の減で、議員共済費負担金の減により約1,460万円の減少でございます。 62ページをお願いいたします。 款2総務費は31億2,407万4,000円で、前年比2.1%の増で、前年度商工費で経理しておりました八坂、美麻の温泉宿泊施設管理費を両支所費に位置づけたことによります。翌年度繰越額の355万7,000円のうち主なものは、個人番号カード交付事業に係る負担金などでございます。 69ページをごらんください。 下段の定住促進事業は次の71ページの中段の繰り越し事業との合計で4,012万7,000円でございます。移住相談件数は381件で、19世帯、39名の移住実績につなげてまいりました。また、マイホーム取得助成は82件、2,060万円余となっております。 ページが大きく飛びますが、89ページをごらんください。 八坂定住促進事業は4,925万円で、野平地区に定住促進住宅2棟を建設しております。 93ページになりますが、ぽかぽかランド美麻管理運営費では繰り越し事業とあわせ、入浴施設の改修事業費を含め3億9,091万6,000円を支出いたしました。 95ページをごらんください。 芸術文化振興事業では北アルプス国際芸術祭開催に向け、繰越明許費と合わせ、実行委員会への負担金として1億1,000万円を支出いたしました。 次に、民生費でございます。102、103ページをお願いいたします。 下段をごらんください。 民生費全体では、前年比13.1%増の49億2,182万1,000円でございます。翌年度繰越額の1億6,734万2,000円はあすなろ保育園改築事業でございます。 107ページをごらんください。 ページ上段、国民健康保険特別会計繰出金1億5,648万7,000円は、前年比3.3%減で、低所得者世帯の保険税の軽減4,146人分でございます。 ページ中段の臨時福祉給付金事業につきましては、下段の年金受給者臨時給付金事業、109ページ、繰り越し事業の年金生活者等支援臨時福祉給付金事業と合わせ、延べ8,518人に1億2,774万9,000円を支給しております。 障害者福祉費のうち、111ページになりますが、障害者自立支援給付事業は前年比9.0%減の5億8,757万6,000円であります。 115ページをお願いいたします。 高齢者福祉施設整備費では、NPO法人による施設建設に対し、4,242万7,000円を支出いたしました。介護保険に係る北アルプス広域連合負担金は4億2,709万円で、3月末現在の要介護認定者数は、前年同期より14人多い1,858人となっております。 ページが大きく飛びますが、125ページ、下段をごらんください。 前年度に制度改正がございました幼稚園・認定こども園の運営支援事業では、市内3つの幼稚園に対する施設給付費負担金を含め1億5,890万5,000円を支出しております。 133ページ下段をごらんください。 保育所改築事業は最下段の繰り越し事業と合わせ5億6,480万8,000円、本年5月末に完成いたしましたあすなろ保育園の改築事業費でございます。 次に、衛生費でございますが、134ページ、最下段をお願いいたします。 款全体では前年比7.7%減の23億3,598万8,000円でございます。 次の137ページをごらんください。 ページ中段になりますが、病院事業運営費は9億4,974万9,000円で、前年に比べ総額で約2億円の減額となっておりますが、27年度は繰出金とは別に、経営改善を目的として3億2,000万円の貸し付けを実施しておりますことから、繰出金につきましては、前年比1億2,000万円の増となっております。 ページが飛びますが、147ページをごらんください。 ページ中段になりますが、ごみ処理広域化推進事業におきましては、広域ごみ処理施設建設の進捗にあわせまして1億2,885万3,000円を執行いたしております。 少し飛びますが、151ページをお願いいたします。 ページ中段、一般廃棄物処理事業は1億7,845万円で、家庭から排出されるごみの収集量は前年に比べて69トン少ない4,716トンに減少し、また、可燃物の受け入れ量も124トン減少しております。引き続きごみの減量化、リサイクルの推進に努めてまいります。 次に、156、157ページをごらんください。 款5労働費は前年比2.5%増の1億2,492万7,000円で、創業支援事業や勤労者資金融資の原資預託、女性未来館ピュアの運営費などでございます。 160、161ページをごらんください。 款6農林水産業費は前年比0.5%減の5億9,888万6,000円でございます。 167ページをお願いいたします。 ページ下段、多面的機能支払事業1億2,530万3,000円は、前年より4組織多い33の活動組織に対する交付金が主なもので、4分の3の県補助を受け交付しております。 171ページになりますが、有害鳥獣対策事業は前年ほぼ同額の1,542万6,000円でございます。依然として有害鳥獣による農作物への被害が続いておりますことから、引き続き関係団体等と協力して対策に全力を挙げてまいります。 180、181ページ、款7商工費でございます。9億2,448万8,000円で、前年比6.1%の減でございます。前年度繰越額の9,557万1,000円は温泉配湯管の布設替え事業費と工場等誘致振興条例に基づく助成金でございます。 181ページ下段のブランド振興事業につきましては、次の183ページになりますが、当市出身の鉄拳さんに依頼いたしましたおおまぴょんとのコラボ、パラパラ動画の作成や各種イベントに出店、参加し、信濃大町のブランド力向上に努めてまいりました。 ページが飛びますが、193ページをごらんください。 観光振興事業は5,485万7,000円で、プロモーション委員会負担金1,570万円、インバウンド推進協議会負担金1,200万円、信濃大町恋華めぐり事業負担金300万円など、さまざまな事業に多方面での宣伝誘客を展開したほか、北アルプス3市村の観光連携に向け、国の交付金を活用し、2次交通の拡充を図りました。 また、195ページ中段になりますが、温泉供給事業では、温泉郷の配湯管布設替え工事に着手いたしました。 次に、土木費でございます。ページ下段をごらんください。 款8土木費は16億4,789万2,000円で、若宮駅前線の整備完了により、前年比4.9%の減でございます。翌年度繰越額の1億7,240万8,000円は社会資本総合整備事業に係る交通安全施設整備と道路新設改良事業でございます。 199ページの道路維持管理事業から201ページ、道路新設改良費までの生活関連道路経費につきましては、前年比3.1%増の事業量水準を確保しております。 203ページをごらんください。 中段の雪害対策事業につきましては、3億2,698万5,000円で、全体で8,884万1,000円の増、除排雪等の委託料では9,238万7,000円の減となりました。 次に、209ページをごらんください。 住宅性能向上リフォーム支援事業につきましては、171件に2,952万1,000円の助成を行いました。 次に、消防費でございます。 210ページをごらんください。 款9消防費は5億8,863万8,000円で、退職団員が増加したことなどから、前年比10.2%の増でございます。 219ページをお願いいたします。 防災施設整備事業において、有事に備えるべく、市役所庁舎屋上に設置の県衛星系防災行政無線の受信設備を更新いたしました。 次に、教育費でございます。款10教育費は14億2,075万7,000円で、体育館の改修や太陽光発電設備の整備完了により、前年比3.9%の減でございます。翌年度繰越額の2億9,476万円は新屋内運動場建設工事と地方創生拠点整備交付金事業を活用したライチョウ舎の増設費用でございます。 223ページをごらんください。 ICT活用推進事業940万7,000円では、事業を全小中学校に拡大し、ICT活用の実践に取り組みました。 次の225ページの小学校施設営繕費では、北小学校の外トイレの新設を行い、また229ページになりますが、中学校営繕費では、第一中学校の高圧受変電設備の修繕などを行いました。 233ページをお願いいたします。 ページ下段、公民館分館整備助成事業では、北条屋敷と高見町の公民館修繕事業に助成を行っております。 次に、237ページからの公民館費につきましては、それぞれの公民館管理経費及び活動費となっておりますが、239ページの常盤公民館一般経費では、公民館屋根の塗装工事費675万円を含んでおります。 245ページからの文化会館費では、各種文化公演事業のほか2,786万4,000円で空調機器の改修を行いました。 ページが大きく飛びますが、257ページをお願いいたします。 体育施設整備事業につきましては、新屋内運動場の建設に着手しております。 263ページ下段の災害復旧費につきましては、昨年8月の豪雨災害に係るもので、土木施設、農業施設を合わせ、3,543万1,000円の復旧費でございました。前年に比べまして4,470万3,000円の減ですが、これは神城断層地震に係る復旧事業費の減によるものでございます。 続いて、266ページをごらんください。 実質収支に関する調書でございます。 歳入総額が183億36万5,000円、歳出総額が175億4,695万1,000円、差引額は7億5,341万4,000円となっております。翌年度へ繰り越すべき財源は、繰越明許費の1億1,333万4,000円でございます。したがいまして、これを差し引いた実質収支額は6億4,008万円となり、平成29年度に繰越金として計上いたします。 以上が議案第49号の概要説明でございます。 続きまして、議案第50号 平成28年度大町市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について御説明いたします。 初めに、事業勘定でございます。 平成28年度末の国保の加入状況でございますが、世帯数は4,365世帯で、市全世帯の37%を占めておりますが、前年比では149世帯の減少となりました。また、被保険者数は6,957人で、当市人口の24.6%で前年に比べ372人減少いたしました。被保険者数が370人余り減少しておりますが、平成28年10月1日より社会保険の適用が拡大となり、短時間労働者でも社会保険に加入できるようになったことが国保加入者の減少の大きな原因となっております。 2ページ、3ページをごらんください。 歳入でございます。 決算総額は収入済額の合計で38億5,123万8,106円、前年比2.1%の減でございます。不納欠損額は991万7,030円、また収入未済額は1億4,200万5,587円で、前年比11.4%の減となっております。 4ページ、5ページをお願いいたします。 歳出の決算額は37億1,354万811円、前年比2%の減であります。したがいまして、6ページになりますが、歳入歳出差引残額は1億3,769万7,295円となり、29年度に繰り越しいたします。 次に、事項別明細について御説明申し上げます。 8、9ページをお開きください。 歳入ですが、款1国民健康保険税は9ページ上段で、5億7,694万2,000円、前年比0.5%の増、不納欠損額は982万円、692件分でございます。 目1一般被保険者国民健康保険税は5億5,487万円で、全体の収納率は79.2%、現年度分95.4%、滞納繰越分20.1%となりました。 目2の退職被保険者等国民健康保険税は2,207万1,000円で、収納率は82.3%となっており、現年度分99.9%、滞納繰越分21.7%となりました。 款3国庫支出金は7億3,245万2,000円、前年比25.4%の減となっております。 次のページをお願いいたします。 款4療養給付費交付金は、退職被保険者の減少により前年比23.1%の減、1億2,257万2,000円となりました。 款5前期高齢者交付金は11億8,330万9,000円、前年比20.6%の減でございます。 次のページをお願いいたします。 款7共同事業交付金は7億3,128万6,000円で、前年比8.2%の減でございます。 款9項1他会計繰入金は2億2,553万9,000円で、前年に比べ0.1%の増となりました。 2枚飛んでいただきまして、次に16、17ページをお願いいたします。 歳出でございます。 款1総務費は1,805万7,000円で11.6%の増となりました。 次のページをごらんください。 款2保険給付費の総額は22億8,720万2,000円で、前年比5.5%の減となりましたが、1人当たりの医療費は速報値で37万8,878円と、前年より1,758円の減となっております。内訳といたしまして、項1目1一般被保険者療養給付費は18億8,935万9,000円で、前年と比較してマイナスの2.6%、5,142万7,000円の減、目2退職被保険者等療養給付費は制度終了により原則新規加入者がいないため、前年比43%減の7,254万6,000円となりました。項2高額療養諸費は2億9,617万4,000円で、7%の減となっております。 次のページ、中段をお願いいたします。 項4出産育児諸費9,988万4,000円(同日、988万8,000円の訂正あり)は、出産育児一時金24件分で、前年より6件減っております。 款3後期高齢者支援金等は3億9,531万2,000円で、前年比1.9%減となっております。 次のページをお願いいたします。 下段になりますが、款6介護納付金は1億4,346万2,000円で7.7%の減となっております。 款7共同事業拠出金は7億2,646万2,000円で3%の減となっております。 次のページ、中段をお願いいたします。 款8保健事業費は3,859万円で、前年比7.3%の増でございます。 項1特定健康診査等事業費は2,340万2,000円で、特定健診受診率は速報値で44.9%でございます。 項2保健事業費は1,518万7,000円、前年比36.2%の増でございます。なお、人間ドック等助成事業につきましては、次のページ、右上段に決算額の記載がございますが、件数は全体で582件、半日人間ドックが146件増の551件、1泊2日ドックが18件減の31件となっております。 次に、28、29ページをお願いいたします。 款11項2繰出金は2,487万8,000円で、内訳は八坂・美麻両診療所に対するへき地診療所運営費や大町病院の医療機器整備等に対する繰出金などでございます。 次のページをお願いいたします。 歳入総額は38億5,123万8,000円、歳出総額が37億1,354万円、実質収支額は1億3,768万8,000円となります。 続きまして、32、33ページをお願いいたします。 八坂診療所直診勘定でございます。 平成28年度の診療状況は、診療日数233日、年間延べ患者数3,582人、前年と比較いたしますと374人の減でございます。 歳入でございますが、収入済額の合計は6,806万7,838円で、13.3%の減でございます。 次のページをお願いいたします。 歳出決算の総額は6,457万8,230円、14%の減でございます。したがいまして、36ページになりますが、歳入歳出差引残額は348万9,608円となり、29年度にこれを繰り越しいたします。 38、39ページをお願いいたします。 歳入でございます。 款1診療収入は4,141万2,000円で、前年比21.8%の減でございます。主なものは外来収入でございます。 最下段、款3繰入金は2,246万円で、次ページになりますが、収入不足を補填する一般会計繰入金1,660万4,000円と、へき地診療所運営費分等の事業勘定繰入金585万6,000円でございます。 次に、歳出でございます。 42、43ページをお願いいたします。 款1総務費は3,965万1,000円で、主なものは診療所人件費のうち節13の診療所管理運営業務委託料2,080万円でございます。 44ページをお願いいたします。 款2医業費2,492万6,000円は医薬材料費が主なものでございます。 46ページをお願いいたします。 歳入総額が6,806万7,000円、歳出総額が6,457万8,000円、実質収支額は348万9,000円となります。 続いて、48、49ページをお開きください。 美麻診療所直診勘定でございます。 平成28年度の診療状況は、診療日数220日で、年間延べ患者数は1,840人でございます。前年と比較いたしますと183人の減でございます。 歳入決算の総額は、収入済額の合計で4,332万2,872円で33.4%の減でございます。 次のページをお願いいたします。 歳出決算額の総額は4,194万8,996円、36.1%の減でございます。したがいまして、52ページになりますが、歳入歳出差引残額は137万3,876円となり、29年度にこれを繰り越しいたします。 54、55ページをお願いいたします。 歳入でございます。 款1診療収入は1,900万2,000円で、前年比13.8%の減でございます。主なものは外来収入でございます。 次のページをごらんください。 款3繰入金は2,202万7,000円で、前年比50.3%の増で、収支不足を補填する一般会計繰入金891万9,000円とへき地診療所運営費分等の事業勘定繰入金1,310万8,000円でございます。 58、59ページをお願いいたします。 歳出でございます。 款1総務費は3,203万2,000円で、主なものは診療所人件費のうち、節13の診療所管理運営業務委託料2,623万4,000円でございます。 款2医業費991万6,000円の主なものは医薬材料費でございます。 62ページをお願いいたします。 実質収支でございますが、歳入総額が4,332万2,000円、歳出総額が4,194万8,000円、実質収支額は137万4,000円となります。 議案第50号は以上でございます。 続きまして、議案第51号 平成28年度大町市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について御説明いたします。 平成28年度末における後期高齢者医療制度の被保険者は5,475人でございます。 2ページ、3ページをお願いいたします。 歳入でございます。 歳入総額は3億4,784万9,302円でございます。 次のページをお願いいたします。 歳出総額は3億4,662万1,802円でございます。したがいまして、6ページになりますが、歳入歳出差引残額は122万7,500円となり、これを29年度に繰り越しいたします。 次に、事項別明細について御説明申し上げます。 8ページ、9ページをお開きください。 歳入でございますが、款1の後期高齢者医療保険料は2億5,602万6,000円で、内訳は項1目1特別徴収保険料1億7,496万3,000円、目2普通徴収保険料8,106万3,000円でございます。年金から徴収する特別徴収につきましては、年度末被保険者数が4,433人、納付書や口座振替による普通徴収につきましては、年度末被保険者数が1,042人で、普通徴収の収納率は前年比0.31%増の99.09%となっております。 款3繰入金は8,982万8,000円で、内訳といたしましては、項1目1事務費繰入金62万3,000円は口座振替手数料等の徴収経費、目2保険基盤安定繰入金8,920万5,000円は、国民健康保険と同様、所得に応じた3,907人の軽減分の繰入金でございます。 次に、12、13ページをお願いいたします。 歳出でございます。 款1総務費は142万1,000円で、保険料徴収経費でございます。 款2項1目1後期高齢者医療広域連合納付金は3億4,519万9,000円で、実際に徴収した保険料と一般会計から繰り入れた保険料軽減分を広域連合に納付したものでございます。 次のページをお願いいたします。 実質収支でございますが、歳入総額が3億4,784万9,000円、歳出総額が3億4,662万1,000円で、実質収支額は122万8,000円となります。 議案第51号につきましては、以上でございます。 続きまして、議案第52号 平成28年度大町市公営簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明いたします。 公営簡易水道事業は、八坂地区、美麻地区における簡易水道施設の維持管理、電気機械設備更新及び老朽管の布設替えが主な事業となっております。 平成28年度末の給水人口は1,761人で、前年比36人、2.0%の減となりました。また、有収水量は22万5,719立方メートルで、前年比985立方メートル、0.4%の減となっております。 それでは、2ページ、3ページをごらんください。 歳入決算額は、収入済額の合計で2億4,622万887円となり、前年比4.2%の増でございます。収入未済額は124万8,230円でございます。 次のページをごらんください。 歳出決算額は、支出済額の合計で2億2,192万8,652円となり、前年比1.6%の減でございます。 6ページをごらんください。 歳入歳出差引残額は2,429万2,235円となり、翌年度に繰り越しをいたします。 8ページ、9ページをごらんください。 歳入ですが、款1使用料及び手数料の収入済額は前年比1.4%減の4,238万5,000円でございます。 項1目1節1水道使用料の収入済額は3,960万5,000円で、収納率は現年度分が98.9%、過年度分が37.6%となっております。節2分水使用料273万1,000円は、八坂簡易水道から生坂村へ1万1,601立方メートルの上水を分水したものでございます。 款3繰入金は、一般会計からの繰入金1億4,930万6,000円で、前年比1.5%の増となっております。 款5諸収入47万1,000円の主なものは、次ページに記載がございます農業集落排水事業会計からの受託事業収入でございます。 款6市債は4,280万円で、建設改良事業に伴う簡易水道債ほかでございます。 12、13ページをごらんください。 歳出ですが、款1総務費は、前年比14.6%増の8,209万7,000円でございます。 項1目1一般管理費は、職員人件費のほか固定資産調査及び評価業務委託料が主なものでございます。 項2目1施設管理費は、水道施設の電気料、次の14、15ページに記載がございます修繕費と水質検査業務などの委託料が主なものでございます。 款2建設改良費は、前年比18.2%減の5,790万9,000円で、送水管布設替え工事が主なものでございます。 款3公債費は8,192万1,000円でございます。なお、平成28年度末の起債償還残額は6億2,061万円余となります。 16ページをお願いいたします。 実質収支につきましては、歳入総額が2億4,622万円、歳出総額が2億2,192万8,000円で、実質収支額は2,429万2,000円となります。 議案第52号は以上でございます。 訂正がございます。 先ほど議案第50号、国民健康保険特別会計の21ページ、款2項4出産育児諸費の支出額の部分で支出済額9,888万円と申し上げましたが、988万8,000円の誤りでございますので、訂正をさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(勝野富男君) 日程第4の途中ですが、ここで2時40分まで休憩といたします。 △休憩 午後2時25分 △再開 午後2時40分 ○議長(勝野富男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第4の議事を継続いたします。 次に、議案第53号から議案第56号について提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(川上 武君)登壇〕 ◎建設水道部長(川上武君) ただいま議題となりました議案第53号、議案第54号、議案第55号及び議案第56号につきまして御説明申し上げます。 初めに、議案第53号 平成28年度大町市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 地方公営企業法適用の事業会計につきましては、決算関係報告書のうち、予算と決算の対比は消費税込みの額で表示し、損益計算書ほか財務諸表関係は消費税抜きの額で表示してございます。 決算書の14ページをごらんください。 水道事業報告から御説明申し上げます。 水道事業における近年の有収水量及び料金収入は、給水人口の減少や節水社会の進展により減少傾向にありますが、平成18年12月より開始した水道原水の供給事業は堅調に推移をしており、安定した収益源となっております。 改良事業の状況は、市道木崎海ノ口線ほかにおける送配水管新設工事などを行い、本年度末における送配水管の総延長は34万3,871メートルとなっております。また、供給状況は有収水量が279万3,917立方メートルで、前年度と比較して1%の減、給水人口は2万5,960人で前年度と比較し353人が減少いたしました。 ページを戻っていただきまして、2ページの決算報告書をごらんください。 収益的収入でございますが、第1款水道事業収益の決算額は5億7,068万6,633円で、前年度と比較して0.96%の減でございます。収益的支出は第1款水道事業費用の決算額が4億5,212万772円で、前年度と比較して1.08%の減でございます。 収入及び支出の内訳につきましては、後ほど収益費用明細書で御説明いたします。 4ページの資本的収入及び支出をごらんください。 収入でございますが、第1款資本的収入の決算額は1,119万5,241円で、特設配水管等の設置により第2項の工事負担金が増となったため、前年度と比較して547.27%の大幅な増となっております。 支出でございますが、第1款資本的支出の決算額は2億7,354万3,039円で、前年度と比較して2.27%の増でございます。このうち第1項建設改良費は1億3,900万3,170円で、配水管新設工事、送配水管布設替え工事が主なものでございます。詳細な工事内容につきましては、17ページに記載してございますので、後ほどごらんください。 第2項公債費は1億3,453万9,869円で、企業債の明細は30ページと31ページに記載してございますので、後ほどごらんください。 この収支については、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億6,234万7,798円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額911万840円、過年度分損益勘定留保資金2億5,323万6,958円で補填いたしました。 6ページの損益計算書をごらんください。 1の営業収益は4億3,677万9,874円、2の営業費用は3億8,038万6,304円で、営業利益は5,639万3,570円でございます。 3の営業外収益は9,709万5,439円で、原水供給収益のほか長期前受金戻入など、また4の営業外費用4,337万6,559円は、支払利息及び企業債取扱諸費で、この結果、1億1,011万2,450円の経常利益を計上することができました。これに7ページの5の特別利益、6の特別損失を合わせますと、当年度純利益は1億890万2,503円となり、前年度と比較して0.98%の減となりました。 8ページから9ページの剰余金計算書をごらんください。 9ページの利益剰余金のうち、中ほどの未処分利益剰余金は、前年度の処分により残高がないため、当年度末の未処分利益剰余金は純利益と同額となります。 10ページをごらんください。 剰余金処分計算書案について御説明申し上げます。 上段右の利益剰余金のうち、先ほどの未処分利益剰余金1億890万2,503円につきましては、本年度末における企業債の未償還残高が16億5,000万円余ほどあり、今後、平成48年度まで償還が続く見込みであるため、未処分利益剰余金の全額を減債積立金として処分しようとするもので、この処分について議会の議決をお願いするものでございます。 11ページの貸借対照表をごらんください。 資産の部の資産合計は最下段右になりますが、72億7,562万8,219円で、土地や構築物など1の固定資産、現金預金など2の流動資産の合計でございます。 12ページの負債の部をごらんください。 最下段になりますが、負債合計は33億8,447万584円で、企業債など3の固定負債、未払金や企業債など4の流動負債、5の繰延収益の合計でございます。 13ページの資本の部は、先ほど御説明した余剰金計算書のとおりで、下段右の資本合計は38億9,115万7,635円となり、負債、資本合計は資産の部の資産合計と同額の72億7,562万8,219円でございます。 ページを飛びまして、21ページ、キャッシュフロー計算書をごらんください。 下段における資金変動額は当年度で3,986万4,369円増加しており、資金期末残高は8億7,678万4,404円となっております。 22ページの収益費用明細書をごらんください。 収益の部について、款1水道事業収益は5億3,387万5,313円で、前年度と比較して0.95%の減でございます。主なものは、項1目1給水収益の4億1,760万2,404円、また項2目4原水供給収益、目5長期前受金戻入ほかでございます。 23ページの上段、費用の部をごらんください。 款1水道事業費用は4億2,497万2,810円で、前年度と比較して0.95%の減となっております。主なものは、項1目2の配水及び給水費4,546万7,215円で、人件費のほか、次のページになりますが、節17の修繕費、また目4の業務費で、人件費のほか、メーター検針業務等の委託料、また次のページになりますが、目5の総係費は3,634万1,469円で、人件費のほか、システム関係等の負担金、また目6の減価償却費2億4,420万4,848円と、項2目1の支払利息及び企業債取扱諸費などでございます。 28ページ以降に固定資産明細書、企業債明細書、月別営業収益一覧表を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。 議案第53号につきましては、以上でございます。 続きまして、議案第54号 平成28年度大町市温泉引湯事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 消費税に関する表示は水道事業と同様でございます。 初めに、50ページをごらんください。 事業報告から御説明申し上げます。 当事業は、大町市平葛地籍において温泉を集め、集中管理施設から上原の分湯施設まで約7.8キロメートルの引湯を行うものであり、基本湯量の確保に努め、温泉の長期安定供給のため努めてまいりました。 供給状況につきましては、4つの源泉から集湯し、大町市温泉開発株式会社を初め、9社へ毎分1,109リットルのお湯を供給をいたしました。 ページを戻っていただきまして、38ページ、決算報告書をごらんください。 収益的収入でございますが、第1款温泉引湯事業収益の決算額は7,067万2,741円でございます。収益的支出でございますが、第1款温泉引湯事業費用の決算額は5,984万5,818円でございます。収入及び支出の内訳につきましては、後ほど収益費用明細書で御説明いたします。 40ページの資本的収入及び支出をごらんください。 当年度においても収入はなく、支出につきましても、当初予定していた温泉引湯管更新工事を翌年度以降に実施することにしたため、支出はありませんでした。 42ページの損益計算書をごらんください。 1の営業費用は6,470万2,609円、2の営業費用は5,466万5,923円で、営業利益は1,003万6,686円でございます。 43ページになりますが、3の営業外収益79万237円は受取利息及び配当金ほかで、この結果、1,082万6,923円の経常利益が計上できました。また、当年度純利益は経常利益と同額となりますが、前年度と比較して76.8%の減となっております。これは前年度において多額の修繕引当金戻入が特別利益として計上されたためでございます。 44ページから45ページの剰余金計算書をごらんください。 45ページの利益剰余金のうち、中ほどの未処分利益剰余金は前年度の処分により残額がないため、当年度末の未処分利益剰余金は純利益と同額となります。 46ページ、47ページの剰余金処分計算書案をごらんください。 上段右の利益剰余金のうち、先ほどの未処分利益剰余金1,082万6,923円につきましては、今後も老朽化した引湯管の布設替えや施設の整備等が当事業では必要となり、多額の投資が見込まれるため、未処分利益剰余金の全額を建設改良積立金として処分しようとするもので、この処分について議会の議決をお願いするものでございます。 48ページの貸借対照表をごらんください。 資産の部の資産合計は、下段右の3億4,805万1,741円でございます。 49ページをごらんください。 負債の部につきましては、中段右の負債合計は1,414万3,518円で、前年度と比較して16.9%の減でございます。 資本の部について、下段右の資本合計では3億3,390万8,223円で、負債、資本合計は先ほどの資産合計と同額の3億4,805万1,741円でございます。 52ページのキャッシュフロー計算書をごらんください。 下段の資金変動については、当年度で2,319万9,651円増加し、資金期末残高は2億264万5,632円でございます。 53ページの収益費用明細書をごらんください。 収益の部について、款1温泉引湯事業収益は6,549万2,846円で、引当金戻入のあった前年に比べ32.4%の減でございます。主なものは、目1節1温泉利用料の6,180万4,800円でございます。 54ページの費用の部をごらんください。 款1温泉引湯事業費用は5,466万5,923円で、前年に比べ8.9%の増でございます。主なものは、項1目1温泉管理費4,475万1,044円で、1名分の人件費のほか、設備の修繕費、次のページになりますが、ポンプ設備の動力費及び受湯費が主なものでございます。 56ページ以降に固定資産明細書、月別営業収益一覧表を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。 議案第54号につきましては、以上でございます。 続きまして、議案第55号 平成28年度大町市公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 73ページをごらんください。 事業報告から御説明申し上げます。 公共下水道事業は平成28年度末で全体計画面積の約88%に当たる1,129.7ヘクタールの整備が完了しており、水洗化率は70.7%となっております。 改良事業の状況は、大町浄水センターの再構築工事の実施、松川浄水苑長寿命化計画の実施設計に関する負担金の拠出を行うとともに、既存のマンホールポンプ場廃止に伴う測量委託等を行いました。 また、本年度の有収水量は173万9,333立方メートルでございます。 ページを戻っていただき、64ページの決算報告書をごらんください。 収益的収入でございますが、第1款下水道事業収益の決算額は12億2,123万6,721円で、前年度と比較して24%の増でございます。 収益的支出でございますが、第1款下水道事業費用の決算額は11億382万2,421円で、前年度と比較して20.7%の減でございます。収入及び支出の内訳につきましては、後ほど収益費用明細書でご説明をいたします。 66ページの資本的収入及び支出をごらんください。 収入でございますが、第1款資本的収入の決算額は4億9,648万8,970円で、前年度と比較して57.2%の増でございます。これは浄水センター再構築に伴う補助金の増が主な理由でございます。内訳は、第1項企業債2億2,510万円、第2項分担金及び負担金、第5項国庫補助金、第6項他会計補助金でございます。 支出でございますが、第1款資本的支出の決算額は8億9,815万119円で、前年度と比較して23.7%の増でございます。内訳は、第1項建設改良の3億1,987万654円で、大町浄水センター再構築工事、松川浄水苑長寿命化計画実施設計書のほか、管渠工事が主なもので、詳細な工事内容につきましては76ページに記載してございますので、後ほどごらんください。 第2項企業債償還金の決算額は5億7,827万9,465円でございます。企業債の明細は84ページから91ページに記載してございますので、後ほどごらんください。 この収支については、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4億166万1,149円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,297万8,411円、過年度分損益勘定留保資金8,903万2,250円及び当年度損益勘定留保資金2億8,965万488円で補填いたしました。 68ページの損益計算書をごらんください。 1の営業収益は3億5,338万9,698円、2の営業費用は8億3,755万463円で、営業損失は4億8,416万765円でございます。3の営業外収益は8億3,961万620円、4の営業外費用は2億2,369万2,455円となり、この結果、1億3,175万7,400円の経常利益が計上できました。これに5の特別利益と6の特別損失を合わせ、1億152万4,955円が当年度の純利益となりました。 69ページ上段の剰余金計算書をごらんください。 利益剰余金のうち中ほどの未処分利益剰余金は、前年度の処分により残高がないため、当年度末の未処分利益剰余金は純利益と同額となります。 下段の剰余金処分計算書案をごらんください。 右の利益剰余金のうち、先ほどの未処分利益剰余金1億152万4,955円につきましては、本年度末における企業債の未償還残高が96億円余ほどあり、今後、平成58年度まで償還が続く見込みであるため、未処分利益剰余金の全額を減債積立金に計上し、処分しようとするもので、この処分について議会の議決をお願いするものでございます。 70ページ、貸借対照表をごらんください。 資産の部について、71ページ上段右の資産合計は191億7,633万8,123円でございます。 次に、負債の部でございます。72ページ上段右の負債合計は171億7,182万1,225円でございます。 次に、資本の部でございます。下段の資本合計は20億451万6,898円となり、負債、資本合計は資産合計と同額の191億7,633万8,123円でございます。 78ページのキャッシュフロー計算書をごらんください。 下段の資金変動については、当年度で資金が3,004万8,136円増加し、資金期末残高は2億8,248万655円でございます。 79ページの収益費用明細書をごらんください。 収益の部について、款1下水道事業収益合計は11億9,300万1,118円でございます。主なものは、項1目1下水道使用料で3億5,268万8,098円、項2目3の他会計補助金5億8,635万2,000円、目5長期前受金戻入などでございます。 80ページの費用の部をごらんください。 款1下水道事業費用は10億9,147万6,163円でございます。その主なものは、項1目2処理場施設管理費の1億3,703万7,679円で、人件費のほか施設の維持管理委託費、81ページになりますが、目5の減価償却費6億3,012万8,677円、また項2目1支払利息及び企業債取扱諸費などでございます。 82ページ以降に固定資産明細書、企業債明細書、月別営業収益一覧表を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。 議案第55号につきましては、以上でございます。 続きまして、議案第56号 平成28年度大町市農業集落排水事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 104ページをごらんください。 事業報告から御説明申し上げます。 農業集落排水事業は、平成28年度末で供用面積59.8ヘクタール、水洗化率91%となっております。 平成28年度の改良事業は、社地区及び八坂地区の管路施設機能診断調査業務の委託を行いました。 また、28年度の有収水量は7万1,057立方メートルでございます。 戻っていただきまして、96ページの決算報告書をごらんください。 収益的収入でございますが、第1款下水道事業収益の決算額は1億1,572万7,158円で、前年度と比較して4%の増でございます。 支出でございますが、第1款下水道事業費用の決算額は9,320万8,355円で、前年度と比較して9.6%の減でございます。収入及び支出の内訳につきましては、後ほど収益費用明細書でご説明をいたします。 98ページの資本的収入及び支出をごらんください。 収入でございますが、第1款資本的収入の決算額は1,816万8,400円で、前年度と比較して1.6%の増でございます。内訳は、第1項分担金及び負担金、第2項国庫補助金、第3項他会計補助金でございます。 支出でございますが、第1款資本的支出の決算額は6,738万9,970円で、前年度と比較して2.6%の増でございます。このうち第1項建設改良費の決算額は768万6,880円で、公共ます設置工事、施設の機能診断が主なものでございます。詳細な工事内容につきましては、106ページに記載してございますので、後ほどごらんください。 第2項企業債償還金の決算額は5,970万3,090円で、企業債の明細は114ページと115ページに記載してございますので、後ほどごらんください。 この収支について、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4,922万1,570円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額56万9,399円、過年度分損益勘定留保資金551万5,953円、当年度分損益勘定留保資金4,313万6,218円で補填いたしました。 100ページの損益計算書をごらんください。 1の営業収益は1,383万4,149円、2の営業費用は7,364万9,685円で、営業損失は5,981万5,536円でございます。3の営業外収益は1億78万7,483円、4の営業外費用は1,833万2,577円となり、この結果、2,263万9,370円の経常利益を計上することができました。これに6の特別損失を合わせますと、当年度の純利益は2,263万6,323円となります。 101ページの上段の剰余金計算書をごらんください。 利益剰余金のうち、中ほどの未処分利益剰余金は前年度の処分により残高がないため、当年度末の未処分利益剰余金は純利益と同額となります。 下段の剰余金処分計算書案をごらんください。 右の利益剰余金のうち、先ほどの未処分利益剰余金2,263万6,323円につきましては、本年度末の企業債の未償還残高が6億3,499万円余であり、今後、平成42年度まで償還が続く見込みであるため、未処分利益剰余金の全額を減債積立金として処分しようとするもので、この処分について議会の議決をお願いするものでございます。 102ページの貸借対照表をごらんください。 資産の部について、資産合計は下段右の19億9,748万7,744円でございます。 103ページをごらんください。 負債の部でございます。負債合計は中段右の13億4,566万4,888円でございます。 次に、資本の部でございます。資本合計では下段右の6億5,182万2,856円となり、負債、資本合計は資産合計と同額の19億9,748万7,744円でございます。 108ページをごらんください。 キャッシュフロー計算書ですが、下段の資金変動については、当年度で資金が562万1,991円増加し、資金期末残高は2,295万1,815円でございます。 109ページの収益費用明細書をごらんください。 収益の部について、款1下水道事業収益は1億1,462万1,632円でございます。主なものは、項1目1下水道使用料で、1,381万8,749円、項2目3の他会計補助金の7,965万7,000円、目4長期前受金戻入などでございます。 110ページの費用の部をごらんください。 款1下水道事業費用は9,198万5,309円でございます。主なものは、項1目2処理場施設管理費の877万2,948円で、施設の維持管理委託費のほか、汚泥抜き取り手数料、そのほか111ページになりますが、目4の減価償却費6,041万9,905円、また項2目1支払利息及び企業債取扱諸費の1,833万2,577円などでございます。 112ページ以降に固定資産明細書、企業債明細書、月別営業収益一覧表を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。 以上、議案第53号、議案第54号、議案第55号及び議案第56号につきまして御説明申し上げました。御審議の上、御可決及び御承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 次に、議案第57号について提案理由の説明を求めます。病院事務長。     〔病院事務長(勝野健一君)登壇〕 ◎病院事務長(勝野健一君) ただいま議題となりました議案第57号 平成28年度大町市病院事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 地方公営企業法適用の病院事業会計につきましては、決算報告書のうち、予算と決算の対比は消費税込みの金額で表示し、損益計算書など財務諸表関係につきましては消費税抜きの金額により表示をしております。 120ページ、121ページをごらんください。 決算報告書でございます。 収益的収入は、第1款病院事業収益の決算額が44億7,705万1,982円で、予算に比べて6,875万円余の減収となっております。収益的支出は、第1款病院事業費用の決算額が49億1,865万2,093円で、予算に対して1億1,568万円余の不用額が出ております。収入支出の内容につきましては、後ほど収益費用明細書でご説明いたします。 次のページをごらんください。 第1款資本的収入の決算額は10億3,819万6,009円でございます。第4項市費繰入金は、起債の元利償還に係る繰入金のほか、収支における不足額を補填する財源として2億2,000万円を出資金として充当しております。 支出は、第1款資本的支出の決算額が10億4,035万8,398円でございます。第1項建設改良費は、病院情報システムやCT装置などの更新に係るものでございます。第3項投資は、医師、看護師などに係る奨学金でございます。 資本的収入が資本的支出額に対して不足する216万2,389円は、当年度分消費税資本的収支調整額で補填いたしました。 続いて、124、125ページの損益計算書をごらんください。 1の医業収益は合計38億9,497万1,645円で、2の医業費用は47億1,532万9,035円となり、差し引き8億2,035万7,390円の医業損失となっております。3の医業外収益は5億6,120万9,455円で、4の医業外費用は2億1,681万7,593円となり、この結果、経常損失は4億7,596万5,528円となりました。6の特別損失は、看護師奨学金返還免除などで1,659万1,126円でございます。経常損失と特別損失を合わせて4億9,148万932円が当年度の純損失となりました。 126、127ページの剰余金計算書をごらんください。 資本金は出資金として受け入れた市費繰入金を加え、年度末の残高は4億3,789万678円となりました。資本剰余金は土地購入の元利償還に対する市費繰入金などを加え、年度末の残高は6億7,802万2,606円となりました。利益剰余金は繰越欠損金で当年度の純損失額を加え、年度末の残高は15億7,506万8,224円となりました。 次の128ページは欠損金処理計算書案でございます。 資本剰余金の減額は平成21年度に整備いたしました病院情報システムを更新したため、これに係る国県補助金と市費繰入金合わせて1億7,547万6,077円を処分し、処分後の残高を5億254万6,529円といたします。この処分額は欠損補填に充て、未処理欠損金の処分後残高を13億9,959万2,147円といたします。この処分につきまして、議会の議決をお願いするものでございます。 129ページをごらんください。 貸借対照表でございます。 資産の部の主なものは、1固定資産、(1)有形固定資産で、土地、建物、医療器械など合計58億8,849万1,042円でございます。(3)投資は医師や看護師奨学金に係る長期貸付金などで合計5億1,549万4,000円でございます。2の流動資産は現金預金、未収金などで合計9億7,595万9,084円となりました。 次のページをごらんください。 負債の部でございますが、3の固定負債は企業債や退職給付引当金などで合計45億4,175万6,175円でございます。4の流動負債は一時借入金や未払金、企業債などで合計21億9,957万5,182円でございます。5の繰延収益は長期前受金から収益化累計額を差し引き12億9,837万9,900円となっております。固定負債と流動負債、繰延収益を合わせました負債の合計は80億3,971万1,257円となっております。資本の部は先ほど御説明申し上げました剰余金計算書のとおりでございます。負債の部と資本の部の合計は資産の部と同額の75億8,055万6,317円でございます。 131ページからは病院事業報告でございます。 概要につきましては、本文の朗読により報告いたします。 市立大町総合病院は、医師修学資金の貸与者を含め、新たに初期研修医2人が着任するとともに、信大附属病院総合診療科の研修病院として、指導医の派遣に加え、後期研修医1人が着任し、診療と研修体制の充実を図ってまいりました。 病院運営や管理などを全国的な基準に基づき総合的に評価する病院機能評価は、本年2月の受診を経て5月に認定されました。この認定に当たり、年間を通して全職員が医療サービスの見直しと改善に努めたことは、医療の質の向上につながる貴重な取り組みとなりました。 本年度の決算は28年1月に地域包括ケア病棟を開設し、病態に応じた効率的な医療の提供に努めたほか、救急車の積極的な受け入れなどを行った結果、診療単価や患者数の増加につながり、入院収益は前年に比べ2億円余の増収となりました。また、外来収益は化学療法などの注射量が減少し、減収になったものの、健診センターなどの医療相談収益が増収となり、医業収益全体では前年に比べ2億3,000万円余の増収となりました。 一方、医業費用は医療スタッフの増員や退職手当による給与費の増加、減価償却費の増加により、前年に比べ8,000万円余の増加となりました。医業収支では、前年に比べ1億5,000万ほど改善しましたが、資本的収支における不足額を補填する財源として、一般会計負担金などを充当したため、純損失では前年度を上回る損失額を計上する厳しい決算となりました。 資本的収入及び支出につきましては、県の補助金などを活用し、CT装置や病院情報システムを更新したほか、老朽化した医療器械の更新を行いました。 平成28年度における病院経営は大変厳しいものとなりましたが、臨床研修病院としての歩みを進め、医師数が着実に増加しています。本年3月に策定しました新改革プランに基づき、今後も計画的に収益確保や業務の効率化、経費削減に取り組み、一層の経営改善を進めるよう努めてまいります。 次に、患者等の状況でございますが、本年度に受け入れた患者の延べ人数は、入院が6万2,681人で、外来は10万5,775人であり、前年度と比較すると、入院は5.8%の増、外来は1.7%の減となっております。 134ページの職員に関する事項をごらんください。 平成29年3月31日現在の医師数は18人でございます。また、リハビリなど医療技術員を増員しており、職員全体では前年度に比べ5人多い287人となっております。 135、136ページは固定設備の概況で、28年度中に取得しました主な医療器械や備品などを記載しております。 137ページは業務の概要、138ページには会計、救急医療の現況、139ページはキャッシュフロー計算書でございますので、後ほどごらんください。 140ページからは収益費用明細書をごらんください。 収益の部では、款1項1医業収益が38億9,497万1,645円で、入院収益などの増加したことから、前年度に比べ6.4%増加しております。目3節4の医業相談収益1億4,270万1,802円は、健診センターが充実したことにより、前年と比べ10.6%の増加となりました。項2目2一般会計補助金1億2,193万7,000円、目3一般会計負担金1億5,831万6,907円は、総務省が定める繰り出し基準に基づき、基礎年金拠出金や起債償還利子などに係る繰入金でございます。また、繰入金を資本的収入に充当したため、前年度と比べ2億2,000万円余少なくなっております。 次に、141ページの費用の部では、病院事業費用が総額で49億4,873万7,754円でございます。項1目1給与費は、合計30億1,259万7,082円で、職員数や退職金が増加したことにより、前年度と比べ1.6%の増となっております。目2材料費は5億7,942万2,967円で、薬剤費などが減少したため、前年度と比べ2.8%の減となっております。 次の142ページをごらんください。 目3経費は6億7,991万251円で、前年度に比べ2.7%の減でございます。主なものは節14賃借料で、医療器械や職員住宅などの借上料のほか、節16委託料は給食調理業務を初め、外来窓口業務、施設管理業務などの外部委託に係る経費でございます。 目4減価償却費は3億8,036万1,108円で、建物償却費が増加し、前年度と比べ8.1%の増となりました。 次のページをごらんください。 項2医業外費用は、総額で2億1,681万7,593円でございますが、主なものは企業債の利息でございます。 144ページ以降につきましては、固定資産明細書、企業債明細書、注記などでございますが、後ほどごらんいただきたいと存じます。 以上、議案第57号につきまして御説明申し上げましたが、御審議の上、認定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 以上で議案第49号から議案第57号までの提案説明が終わりました。 ここでお諮りをいたします。日程第4の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会いたします。 大変御苦労さまでした。 △延会 午後3時32分...